以下の物を一日でインプットしたよ。
#ちまちま追記、感想など。
以下の物を一日でインプットしたよ。
#ちまちま追記、感想など。
剣のなかの竜―永遠の戦士エレコーゼ〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)
マイベストエターナルチャンピオン作品はやはりこれ!エレコーゼ・サーガの掉尾を飾る…といってもエレコーゼって三巻しかないけど…おまけに今回の新装版で2冊になっちゃったけど…まあ良いものは良いのだ。
「エレコーゼも『永遠の戦士』も知らん!俺ぁジョン・デイカーだ!!地味で普通なただの一般人で運動会では得点係に回されるぐらいのザコキャラなんだ!!!」的アイデンティティが世界を救うw あとやっぱりフォン・ベック君はこっちのバージョンの方が普通に快男児で良き介添人です。ワルサーPPK片手に美女もゲットしちゃうぜ!
初訳刊行はかれこれ十数年以上前なのでオチまでバラしてしまうと、二十世紀ロンドンに帰ってきて終わりというラストは初読時しんみりと良かった。英雄は去り一般市民の生活が始まることで永遠の戦士の物語は終わる。がしかし当時の書評か何かでこれは無間地獄の振り出しに戻っただけなのだ…とあって微妙だったのだが、十数年経ってみて未だに新作の刊行が続く状況を鑑みるに、
やっぱり「振り出しに戻る」でした!せいぜいがんばって!!
「反」社会学であって「反社会」学ではない、誤解無きよう。
「メディア・リテラシ−」とか好きな人に超オススメ。「世の中の大多数は騙されてるけど俺はそうもいかねーよ」とか思ってる方は是非読みなさい。エーカゲンな統計とテキトーなイメージで成り立ってる世間様をにへらと笑って切り返す、そんな本かなー。「発信される情報」というものには必ず意図があって、無自覚にそれを受け入れているといつのまにやら右から左に流されてしまうぜ!
当然のようにこの本にだって意図はあって、無自覚に読んでいると著者の思う壺だぜ!印税とか!!
従来の価値観に別の角度から考察を加える、という行為は大変面白いのでまだ瑞々しい感性の持ち主、例えば高校生なんかが読むといいんじゃないかと思う。もっとも高校生でこんな本読んでたらひねくれた人生が待っているぜ!
新海誠は「夏への扉」をアニメ化するべきです。舞台は川崎市辺りが良いと思います。
冗談はさておき、これまで同様非常に綺麗な作品です。人物・背景・音楽・お話とどこをとっても丁寧に繊細に、綺麗なアニメーションになっている。しかしYahooの解説だったか「実写と見まがうばかりに美しい背景美術」ってのはほめ方間違ってると思います。実写らしくないところでディティールなり彩色なりやってるからいいんだよな*1
エンディングの演出は神懸かってる。ここだけヘビーローテーションで100回ぐらい見返したくなった。*2山崎まさよしのCD買ってこようかな。
教訓めいたところも結構あります。「都内の中学生が栃木県まで遠征するなら天気予報は見ておけ」とか*3「種子島の女子高生は告白するときロケット打ち上げ時刻は絶対避けろ」とか……
「十三歳のファーストキスの思い出を延々引きずった挙げ句発作的に会社辞めちゃうのはダメでキモイです」
とかだな。
いや、いい話だと思うし泣けてきそうなところもあるし、共感するところも多々あるのだけれど
俺遠野君はダメな人だと思います。それが引っかかる所ではある…*4
あーいかん。何が「経年」なんだか書いてなかった(汗)新海誠の作品で強く感じるのはそれです。「経年変化」とか言いますがまー変わらないものもあるかな。品川の原美術館に行くとキース・ソニアの「エスセシポールI」ってオブジェが在って「経年変化」のもつエネルギーに驚かされます。
http://www.haramuseum.or.jp/jp/common/collection/clc_dtl.php?AstID=109
作品自体は野外展示なんで、入館料払わずに見られますよ(マテ)
それでまーその「普通の人」「テーゼに対して斜に構えた切り口」「ダメでキモイ大人」の3つをプロセッサーに放り込んで出てきた解が
↓
…ひょっとして今まで「共感」だと思ってたことって全部「責任転嫁」だったりする???
なのだけれども、なんだか昔にも似たよーなこと言ってた気もするんだ。もうちょっと上手い言い回しが見つからないものかね。