ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」14巻

ヨコハマ買い出し紀行 (14) (アフタヌーンKC (1176))

ヨコハマ買い出し紀行 (14) (アフタヌーンKC (1176))

足掛け12年の連載だったそうで、ほぼリアルタイムで付き合った筈である。なるほどこの「癒し系人類滅亡マンガ」が12年前の自分にはぴったり合ってた訳だな。
最後の方は正直惰性だと言って憚らなかったけれども、魅力は沢山ある。所謂美少女フィギュアというのを初めて買ったのはたしかアルファさんとココネさんだ*1し、キャラだけでなくメカニクスとかヘンな生命体とか色々。

時間SFだったのかも知れないなーと、思う。これまではのんびりと、着々に進んでいた時間が今巻ではマキが入ったように急速に進む。それは演出の都合であるのだけれども、結果として歳を経る人間と、歳を取らないロボット達との違いや想いなどが溢れて。

「未来へ 連れて行って」

いやぁ、グッと来る台詞です。この言葉を発したひとには未来がもう無かったから…

ところで、バイト店員→正社員→同棲→一児の母 と時間を旅するマッキちゃんの娘の名前が「サエッタ」ってところでくすくす笑えるのは軍オタだけに許されたまごうことなき特権だw

人の夜が やすらかな時代でありますように

*1:グンゼ産業(現GSIクレオス)のだったと思ふ