ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

森薫「エマ」7巻

エマ (7) (Beam comix)

エマ (7) (Beam comix)

こちらはざっと四年半だそうで、たしか読み始めた時には3巻まで刊行されていたはずだ。微妙に遅れて乗り込んでいる。
今回無事、大団円。もっとも危惧していた「アメリカに移住してハッピーエンド」などには全然ならなかったので一安心である。やはり戦うべき場所で戦わねば、勝利することもないのだ。
システムの内部で、システムと戦うことを選んだリチャード・ジョーンズ君に乾杯!大丈夫、貴族社会などいずれは衰退するもので、20世紀は新興ブルジョアジーのものだ!!*1

ところで今回、エマもリチャードも大西洋渡って一往復してるようなのだけれど、イマイチその辺がピンと来ない。アメリカ感(何)が希薄というかなんなのか…

今巻の萌えポイント

・ただの背景キャラと思われてたロバート君、いいヤツ。
  そいえばこのお話、社交界での軍人は全然出なかったなー
マリアさんはみんなのマリア様。
  お屋敷の外ではなにが起きているのだハァハァ

*1:この点「明日のナージャ」のローズマリーは非常に先見性があったと思う