ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

アルブレヒト・ヴァッカー「最強の狙撃手」

最強の狙撃手

最強の狙撃手

内容に関してはamazonのカスタマーレビューを参照して下さい。恥ずかしながらヨーゼフ・アラーベルガーがどんな人物だか全然知らなかったんで相当トンチキなことを書いてしまった・・・

つーかその、ドイツ軍第二位の記録を持ってるスナイパーだって事ぐらい、本のどこかに書いといてくれYO!


内容はすこぶる興味深いものではある。野戦での狙撃任務や当時の訓練課程、使用した銃器弾薬など豊富な情報を平易な文体の中から拾うことが出来る。実際読みやすいんだけど…実戦場の様相の、かなりグロテスクな、残酷な場面が躊躇無く記されていたり、プライベートショットから採られたらしいスナップ写真にかなり「死体」が写っていたりするのでその点は要注意かと思われる。従来ドイツ人の手によるものでここまで書いてた本ってあったかな?原著の初版刊行は2000年、当時は仮名で通したそうだが四年後の第四版から本名記載されたとのこと。時代が変わったってことですかね。

余談。

アーラベルガー兵長は1945年4月20日に騎士十字章を受賞し、そのときの写真が掲載されているのだがさすが大戦ド末期だけに騎士十字章がボール紙で出来てる。うはw金の無いコスプレかよww