ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

「王立宇宙軍」に登場する、

宇宙軍四号ロケットの正式名称は「立派になってね=お姉さんも見守ってるわよ号」という。
そのあたりを踏まえて、

道場破り支援。

いやまあ…「お姉さん」では…ないが…

拝読致しました。公式サイトはこちら(http://www.tsukubahihyou.com/

寄稿者たちの立っている(戦っている?)フィールドでは明白に自分は門外漢―なにしろゼロアカのアカがアカデミズムの略だって今日知ったほどなのだ―なので、立ち入ったことを書くとなにかこう「ウナギ屋でカツ丼を語る愚」に陥りかねない。が、しかし言語に淫するとか、そういう点では非常に楽しめ、まさに「ウナギ屋でうな重を頂く」がごとくに美味しく食べました。ごっそさん!

巻末の座談会が面白くて、いやなにが楽しいってお若い方々が自分よりも上だったり下だったりする連中を相手に世代間闘争を繰り広げている様子を見物して楽しむのは年寄りだけの特権です。うんうん、みんな通る道だよね〜。

「『後輩に抑圧的に語ることができるレベルの小さい歴史』を体験してきた自分語り」としては今の世代のひとたちが「ディファレンス・エンジン」読んだらどうなのかなーとか考える。

ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

あれは80年代に模索されてたある種の想像力の、ひとつの到達点なんじゃネーノ?などとw


そうそう、「三目並べには必ず引き分けに持ち込む戦略が存在する」という一節がありましたがな、それは我々がとっくの昔に通り過ぎてきた道なのですよお若い方。


<私的な、極めて私的な>

ご挨拶のひとつもせずに黙って去るのはいささかどころか相当失礼だろうと考えるのですが、まあコソーリやってみたかったことだしそれになにより

「ああ わしは世捨て人だからな こんなとこに長居をしている身分ではない」


――手塚治虫鉄腕アトム 地上最大のロボットの巻」


テヅカイズアンデッド、とかいってみるテスツw