ロバート・ブロック「アーカム計画」

アーカム計画 (創元推理文庫)

ひさ星辰ぶりに再読。昔読んだ時には間違えて他人の同窓会に紛れ込んだような観を得たものだが、十数年ぶりに再訪してみたらすっかり馴染んでいたようなｗ

「ラヴクラフトが書いていたことは『小説』じゃなくて全部『事実』だったんだよ！」「なんだってぇー！！！ΩΩΩ」的導入からなるメタフィクション風味の８０年代クトゥルフ小説。よくできたＲＰＧのキャンペーンシナリオを読んでるようでもあるかな？ベテラン作家がオマージュ豊かに描いた作風は（主要作品のネタバレを含む嫌いはあるが）クトゥルフ神話入門書と言えなくも無い。

や、前にね、「クトゥルフってそもそもどんな話なんだ」と聞かれて返答に窮したことがあってね。創元のラヴクラフト全集には「デモンベインの原典」なんて帯がついてるけど両者のギャップはイハ＝ンスレイより深くて広いと俺は思うぞｗ

そこで用語集とか辞典なんかを勧めてもSAN値が高い人は読んでくんないんですよ〜('A`)

だもんで仕方なく

・日本人作家が書き
・ラヴクラフトの雰囲気を色濃く残し
・純然たる恐怖小説の態をなした上で
・おもしろい（←ここ重要です）作品が（・∀・）ｲｲ!!

だろうと思って菊地秀行の「妖神グルメ」asin:4257762780を勧めたら、あらすじを話してるうちに相手が本気で怒り出しちゃってさあ(´･ω･`)

そんなあなたに是非オススメするのがこの「アーカム計画」です！絶版なんで書店じゃ置いてません！！駄目じゃん！！！

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6075709
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3519281

あれ？覚えの無いURLが勝手に挿入されてる？？変だな…

もしもーし、

「ばかめ。abogardは死んだわ」