公式サイトはこちらで、アカデミー賞外国語映画賞を「おくりびと」と競ったことでご存知の向きも多いかと。「バシール」というファーストネームは知りませなんだが「ジェマイエル氏暗殺」はかろうじて新聞などで見かけたことを覚えていますね。映画の主題になってる「サブラ・シャティーラの虐殺」は、これは本当に知りませんでした。
感想を書くのが難しい種類の映画ですが、アニメーションという表現形式をとったのはとてもよかったと思います。誇張と強調、省略と記号化による表現ですが、映画で語られる内容はまあ、よくある話なのでこれを普通に実写のインタビューや記録映像で構成してもありふれた作品にしかならなかっただろうなと。
こういう事例を「よくある話」で片付けられるのは現代社会が病んでる証だとは思います。
あとあんまり大きな声じゃ言えないんですけどメルカバかっちょいいっすね。アニメに登場したのは「巨神ゴーグ」以来*1じゃないかと思うんでそら鼻息も荒くなる。
そして映画を見た人みんながそう思ったんじゃないかと考えるんですが「ワルツ」ってあんたが踊るのかYO!と両拳でツッコミ入れたくなったのはかなり本当だ。ちょwシュムエル無双すぐるwww そーいやガリルARMアサルトライフルをアニメで見たのは始めてかも知れんなあ。
そんでベイルートのキリスト教民兵組織の母体になった政治政党は「ファランヘ党」なのだと、これもはじめて知ったのですが、その名前を聞けばどうしたってスペイン内戦を思い出さざるを得ない。だから
「ファランヘ党が虐殺をしています」
といわれてもあんまり驚きません。まあ、よくある話ですね。
総括。
いちばん病んでんの、俺(´・ω・`)