ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

「思い出は思い出のままにしておけ」を人類はいつまでたっても学ばないということ。

今日これ買ってきたですよ。

SF3Dオリジナル[復刻版]

SF3Dオリジナル[復刻版]

あ、書影出ないかな?元本が出たのが83年で、生まれて初めてHJ買ってきたのがたしか84年だったから実際には読んだ事無くて厳密に言えば「思い出」ではないのだれど、いざ読んでみるとこれが


…む、むかしだ('A`)


この時代の模型雑誌のモノクロ写真ってほとんど何が写ってるのかよくワカランな色調で、当時の模型少年(含む自分)よくこれで想像力その他モロモロを喚起させてたものだなーと今となっては感心する。

文字設定の殆どは既にモデグラ別冊に収録されてたので、この本で読めるここだけの記述ってエディ・アムゼルがシュトラール軍最大の敵(笑)になった顛末とか、それぐらい?

うーむ、ビニールパックされて中身が全然見られない常態で復刊されたのが巧妙っちゃ巧妙ですね。

読者投稿欄に「鬼頭栄作(14)」なんてのがあって微笑ましいですw

単純に模型を作ってオワリ、ではなくそれを撮影しストーリーを付け、連載企画というスタイルで読者の購買意欲を持続させるという、現在までも続く模型誌記事(特にSFモデルのそれ)のフォーマットを確立した点でも歴史的なものだとは思いますが、さりとて余程のファンにでもないと薦めらんないよな。今から入っていくならMG別冊読むほうがよっぽど建設的だと思うわけです。

<追記>
当時の雑誌掲載記事がそのまま載ってるような内容であれば、当時使用されたマテリアル・技法などの参照資料としての意味合いがあったろうと考えるのですが、そうではなく書き下ろしのページが主体なのでした。それはつまり当時としてより良い一冊が執筆編集されてたってことなんでしょうけどうーむ。

てな感じ。