ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

岩田勉 著 宇宙航空研究開発機構 編「人類が宇宙に住む」

人類が宇宙に住む

人類が宇宙に住む

刊行2006年で表紙写真のISSが未だ建設途上の時期の本だけれど、JAXAのロゴが書かれてるのを見て読んでみる。ページ数も多くなく内容も概括的で「パンフレット」と言っても良いような一冊。読み応えがあるかと聞かれれば疑問ではあるが、考えてみれば自分がこの分野に接したのもその昔東京湾13号埋立地要するに今のお台場で開催されてた宇宙博のパンフレットだったなーと、なんだか懐かしい気分になる。

人類の宇宙開発の歴史と発展を「生活圏の拡大」という観点から捉えた内容。前述宇宙博のころは自分が生まれる前の出来事ってかなり遠くに(時間的な意味で)感じたものだけれど、いまの年齢になって年表見るとたかだか1〜2年前の出来事なんだな。

宇宙開発もそうだけど「UFO」について知ったのも考えてみれば宇宙博のときだ。あれは面白いイベントだった・・・10年ほど前まではパンフも手元にあったんだけど、いつの間にやら見当たらない。捨てちゃいないと思うんだが…

ところでこの本、結構スゴイ事が書いてある。生命の誕生についてだ。この通りにすれば誰でも神様になることが出来るのだ。

想像を楽しんでみよう。
アンモニア、メタン、シアン、炭酸、燐酸などがしみ込んだ粘土にときどき放射線を当ててかき混ぜる。これを飽きずに百万年くらい続ける。運がよければ核酸のかけらのような化合物が出来上がるだろう。そいういう高分子化合物をうまく濃縮して、またかき混ぜる。ときどき放射線をあてる。これを飽きずに千万年くらい続ける。運がよければ単細胞生物のような自己増殖システムが発生するだろう。これを仮に「擬生物」と呼ぼう。


(強調は自分による)

「神はゲームをしない」神はサイコロを振らない」と言うが、ヒマは持て余していたらしいな。

モンスターエンジンかよ!!