ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

伊藤計劃「メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット」

伊藤計劃著作のなかでは唯一これだけ読んで無かった。ゲームをやってないからって理由だけれど、ゲームをやっていなくても十分楽しめる良質のノベライズで、良い物語です。

著者についてひとつ勘違いしてたことがあった。誤解を抱いていた期間は精々半年ぐらいのもので、それを吹聴して回るようなことはほとんどないまま認識を正せたのはよかったな。

これまで読んできた著作の中でもとりわけモラリスティックなストーリーだと思う。本書の中ではある種のモラルが明確に示されていて、それは世の大多数の人にとっても理解し得る、共感を得られる種類の「よいこと」だと思います。

それを上手く自分の言葉で説明できないのは、自分がヘタレだからであろうな…