ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

初野晴「千年ジュリエット」

千年ジュリエット

千年ジュリエット

ハルチカシリーズ第四巻。例によって重い話を、例によって軽いキャラで進めていく今回は

・1冊まるごと文化祭の話で
・脚本担当が結末を明かさずに逃亡した推理演劇の解明エピソードがある

…オヤァ?

「さよなら駐車妖精」asin:4488575021なんて話もあるし、世の中釣り針に充ち満ちていますね(笑)


キャラと話の軽重の差には賛否両論あるかと思うけど(無かったらそれで気味が悪いけど)、キャラクターのおかげで救われている面が随分あろうと思います。アメリカ民謡研究会の甲田くんがいいヤツ過ぎるw 生徒会ブラックリスト十傑ってみんないいヤツばっかりだなーって登場人物全員いい人なんだけどな。


日常の謎」系のミステリー小説は「謎」が起きた時点で日常でも何でもない、それはすでにお祭り騒ぎだ。だいたいそんな感じ、学園祭小説だしね。

今回初出は「デジタル野生時代」だったのか。それはちょっとびっくりしました