- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: コミック
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世界を救うのは眼鏡っ子の涙である。
義体の中で最強なのは眼鏡を取ったクラエスだろうというのはアニメ一期のクライマックスから言われていてってあーいや失礼、二期なんてなかったんで一期という言い方はおかしかったな。ともかく表紙絵からはそんなことを懐かしく思い出した。しかし危ないところだった。もしもクラエスの眼鏡が紅かったなら社会福祉公社は全員討ち死にしているところだった。そうはならないのが今風ってことか。もしもTV版ヘルシングもといヘノレツソグみたいな展開になったらどうしようかと危惧しただけに、とりあえずは安心。
いろんな人物の死が走馬灯のように思い出されます。思い出、記憶といった事柄は本作の重要なテーマの一つで、ヘンリエッタの死に顔ひとつとってもエルザ・デ・シーカを思い出す。
そういえば初めてトリエラにスポットが当たる回はそのネタ使ったよなと思い出すヒルシャーの手際はすごいな。トリエラの○○なんていつ採取して一体誰のと・・・したのか、ドイツ人は紳士だ。
ペトロ−シュカの役割はエッタやリコには出来ないことで、皆それぞれの役目を果たして全巻の完結です。ひとが恐怖主義に対抗するのは構造的な問題なので、安易に物事が終結することはないでしょう。人間にそれほど期待は出来ないでしょう。
それでも僕は希望に惹かれ、そこに投資したいと思います。
ジャン兄さん萌え。