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ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

マーヴィン・ピーク「タイタス・アローン」

タイタス・アローン (創元推理文庫―ゴーメンガースト三部作)

タイタス・アローン (創元推理文庫―ゴーメンガースト三部作)

ゴーメンガースト三部作、一応の完結編。全体のボリュームは最も少ないけれど章立ての数は一番多い。それだけ記述は断片的でストーリー展開にも破綻が見られ…というのも病床で書かれ充分な推敲も経ずに残された原稿をペーパーバッグ化の際に大幅に改訂し…といった事情があとがきに示されている。いささか幻想的であったゴーメンガースト城を捨ててタイタスが彷徨う現世的な物語が、しかし全体としては不条理に進んでいく感はやはり独特のんー、まあ賛同は得難いかもしれませんがキチガイじみた魅力にあふれていると思いますよ?

捨てたはずの故郷がしかし世の誰にも知られない場所であったとき、その故郷と出自だけが自己と自我を守る礎となる。、遍歴の末ようやく再びゴーメンガースト城への道を見出してしかしそれに背を向け立ち去る姿こそタイタス・アローンなんだけれども概ねどこに行っても女の子たちにはモテモテなのであった。これだから貴族ってヤツは鼻持ちならねえのよ(わらい

しかしこの先続きますと言われてもなァ…