ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

大瀧啓裕 編「クトゥルー 4」

クトゥルー〈4〉 (暗黒神話大系シリーズ)

クトゥルー〈4〉 (暗黒神話大系シリーズ)

実はこれまで読んでなかった。半分ぐらいは別の叢書で既読だけれど、未読のものや読んだか読んでないんだかハッキリしない(笑)ものも多くて全般的に楽しめました。特にフリッツ・ライバーの「アーカムそして星の世界へ」は確かこれにしか掲載が無くて漸くに。いやあいいお話ですね、これ。短いけれど作品愛に溢れていて、ダーレスやラムレイとも違ったスタイルでファン・フィクション(いやファンフィクションってわけじゃないのでしょうけれど)として素敵な内容です。

存外「ウィルマース財団」って設定のきっかけはこれだったりするんじゃないかと、思わなくもないけれども。

人類とミ=ゴが共闘するようなクトゥルフ作品ってないものかな。ああ、おれも缶詰になって宇宙旅行してぇ。