ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

「ニンジャバットマン」見て来ました

公式。 新宿じゃピカデリーのシアター6で1日4回上映という規模のスタートだったんで、こりゃ早めに行かないとタイミング逃すなーと思って今日のうちに。

 

だいたいゴリラ・グロッド映画だった。「ダークナイト」がバットマンでもジョーカーでもなくトゥーフェイス映画だと思う程度には、「ニンジャバットマン」はゴリラ・グロッド映画である。アレに子安武人を当てたのは完璧というか、最初から子安武人にゴリラをやらせんが為の企画ではあるまいか?と邪推する程度には「ニンジャバットマン」はゴリラ・グロッド映画である。

 

全日に金曜ロードショーで「ズートピア」見ていたのはむしろ良かった。あれとはまったく正反対の何にも悩まず考えず、ただ愉快痛快なアニメーション、マンガ映画を大スクリーンで見る行為、そういうの大事ですよ。いちばん最初の「アイアンマン」とか「日本よ、これが映画だ」の「アベンジャーズ」とかなー、そんな感じのノリ。

大体において映画の冒頭、日本の戦国時代に飛ばされたバットマン

 

「私は怪しい者ではない。」

 

なんて言った瞬間に(ああこれ突っ込んだら負けなヤツだな…)と理解したのであとはただニヤニヤしながら神風動画のダイナミックな演出作画とキャスト陣の素晴らしい演技を見ていれば良いのだ。いやー、なんかもうみんな楽しそうでなゴリラ・グロッドとかなー。

「説明」をね、しないのよ。そこはいいですねえ。ゴリラ・グロッドもデスストロークも、バットマンヴィランとしてはそんなにメジャーではないと思うのだけど、そんなの一切気にしない。客に媚びない。大事なのは映像の良さと面白さで、「説明が無きゃお話が判らない人」のために時間を割かない。でもそんなん無くても十分面白いと思うんだよな俺がゴリラ・グロッドを知ったのこの映画だもんな。

細かいところを見て行くといきなり「まんが日本昔ばなし」みたいになるジョーカーの「ファーマー」なシーンとかゴッサムシティに戻るとアメコミ調になる美術、トゥーフェイス明智光秀に配するセンス(これだってアメリカの観客相手に明智光秀とは何ぞやみたいな説明は一切ない)、飛騨忍者がコウモリ仮面を崇拝するのは「赤影」だろうなあとか(実際仮面モブ忍者いたしな)、そういうところ…かな。

ロビンズとヴィランとがそれぞれ一対一で戦うシーンで、デスストロークの相手は(何故か)レッドフードなんだけど、他が漫然とチャンバラしてるのにこの二人だけはガチ殺し合いでそこはスゴク面白かったw

あとセリーナとかハーレイとかアイビーとかみんな

 

(・∀・)エロス!