ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

男はみんなオオカミだ。

とはよく言うが、女だってオオカミだという「狼少女」の話。

いや真面目な話「ガラスの仮面」ってエンターテインメントする人には必見だと思うのですよ。

狼少女を演じるにあたってごく普通に人間であるところの北島マヤが、自分の持っている己自身の「孤独」や「寂寥」を役柄へと投影させる。それがつまり「分身」ということなのかも知れないなと、なんとなく思う。根ざすところは自分だけれども表現されるものは自身ではない。

感覚・感性・認識、そういったモノの「ディフォルメーション」や「リストラクチャー」かな。二頭身にすることだけがディフォルメではないし、切り捨てることだけがリストラではない。

ああ、キュビズムとかもっと知りたいな。そこにはきっと「なにか」があって、その方法論は絵画彫刻だけにとどまる思考方法ではない筈だ…多分。

しかし今回のガラスの仮面、四つん這いで女豹のポーズするマヤにハァハァ。羞恥プレイでつか。