「魔法遣いに大切なこと」の新シリーズが放送されると聞いて、ちょっと楽しみにしてました。前のシリーズは結構気に入ってて、コミックや富士見ミステリー文庫のノベライズも持ってたりする。続編はコミックだけ持っててファンタジア文庫だっけ、そっちでノベライズされてたのは今日まで知らなかったが(汗)まその、新作アニメは期待してたんですが、ちょっと残念な出来だったんでがっかりしました。
アニメ業界では実写と見紛うばかりの美しさって言い方を稀にするのですが、えてしてそういう場合の背景美術は実際の風景のように描かれているわけでは無いので、現実世界には例えば男鹿和雄が描いた樹がそのまま生えてたり、新海誠が描いたような夕焼けがそのまま見えたりする事はあり得ません。
今度の「魔法遣いに大切なこと 夏のソラ」の美術が実写と見紛うどころか実写をトレースしたような画だったのでちょっと面食らう。おまけに9割がたは固定カメラワーク(固定レイアウトって言ったほうが正しいのかな)で且つロング多用って写真の中でキャラが雑い演技をしてるようにしか見えない…
美術スタッフによると『絵的な表現をしない』というのがコンセプトなのだそうですが、世の中にはスーパーリアリズム絵画ちゅーものがありましてな、なんかそれを目にした時のようなガッカリ感がOTL
仮にこの絵が実写取り込み加工でもトレス作画でもなく、写真を横目に涙汗流しながら再現された「絵」だったとしたら…それは多分苦労に見合ってないだろうと、そう思う。
夜に入浴するシーンで風呂場の窓が開きっ放しかつ風呂桶の栓が外れて蛇口にぶら下がったままだったので盛大にフイタ。直せよそれぐらいwwwww
キャラデザインがこれまでと全然違うじゃねーかYO!ってのは別にイイと思うんですよ。マンガはマンガ、アニメはアニメでそれぞれ別のバージョンだ。前のシリーズだって随分違う。
でもこのアニメのメインビジュアルイメージはよしづき絵なんだよな…
ちなみに公式サイトはこちらでトレーラー映像だと違和感が少なく思えるのは、やっぱ本編の1カットが長すぎるんだろうなあ。タルコフスキーじゃねーんだからさw
花澤香菜はお気に入りなので、その点<だけ>でも視聴は続けると思いますけど。