- 作者: ヘンリースレッサー,Henry Slesar,森沢くみ子
- 出版社/メーカー: 論創社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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なんとなく目次をみたら「ルビイ・マーチンスン」ものが収録されている短編集だったので。思えばこの人は「日本で映画化されたら何故か主人公が女にされたでござる」キャラで長年知っていたが肝心の原作は未読なのであった。*1
そんな理由でなんとなく読んでみたのだけれど、理由を忘れる程面白かった。貧弱なボキャブラリーを嘆くことしきりだが実に小洒落た作品が並んでいて、まるで素敵なバーカウンターのようだな*2
家事一般まるでだめだめなドジっ子奥さんが旦那の会社社長を必死に接待する「ある一日」、最後の台詞にガツンと泣かされる表題作「最期の言葉」が特にお気に入り。本書には四篇収録されてるルビイ・マーチンスンものも、どれも楽しかった。掘り出し物だなー
*1:ちなみに映画は小泉今日子主演「怪盗ルビイ」asin:B000084TJ8、未見。
*2:ヒドい比喩だな