ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

アイラ・レヴィン「ローズマリーの息子」

ローズマリーの息子 (Hayakawa novels)

ローズマリーの息子 (Hayakawa novels)

ローズマリーの息子 (ハヤカワ文庫NV)

ローズマリーの息子 (ハヤカワ文庫NV)

実際に読んだのはハードカバー版。文庫化までされているのに「ローズマリーの赤ちゃんasin:4150400067に続編があったとは全然知らなかった。まあ全然知らなくて良い内容ではあった(えー

ローズマリーの赤ちゃん」は出産を控えたご夫婦が読まなくて良い本ナンバー1みたいな内容で*1そのラスト、産まれた子供の父親が悪魔と知ってもあくまでも育てていこうと決意したローズマリーが本書では、

(以下オチまで全部書いてます)


その後原因不明の昏睡状態に陥り27年後に目を覚ましたところから始まる。奇しくも時代は1999年であり、成長した息子のアンディは「イエス・キリストの再来」と尊ばれるような宗教指導者になってました


( ゚Д゚)


全世界でただひとり「でもアイツ悪魔の息子じゃん!」と知ってるローズマリーはとりあえず教団に入ってセレブ生活を満喫し実の息子に言い寄られたり27年分の人生をとりもどすべく男性にモーションかけたり


( ゚Д゚)


その後いろいろありまして結局 こんにちは!最後の審判です!! 的カタストロフが巻き起こり

でも それは夢よ!ぜんぶ夢だったのよ!! で お し ま い 。


( ゚Д゚)


夢オチというか無限地獄ENDです。まーファンが怒るのも無理ない罠。「なんで書いたんだかわからない」みたいな感想をネット上で散見しましたが、ワタクシ思うに作者はこのあと


ローズマリーの嫁」「ローズマリーの孫」「ローズマリー介護保険


とか続編色々展開させたいんじゃないかな!ウソだけどな!!

あんまり楽しめなかった理由のひとつは原著では当然英語でやってる言語遊戯的なものがいまひとつ良くわからなかったことなんだけど、「ROAST MULES(ラバを焼く)」を綴り替えして出来る「十文字からなる5,6歳の子供でも使う一つの英単語」って一体なんなんでショ。最後までチンプンカンプンでした…*2

*1:もし旦那さんが読んでたら奥さんは気をつけたほうが良いです。奥さんが読んでたら旦那さんはもっと気をつけたほうが良いです。

*2:自己解決しますた。“somersault”で「ふりだしにもどる」かー。なるほどー。そーいやラバって生き物はウマとロバのあいのこでしたな。