ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

雨宮諒「シゴフミ」全部

以前ひとに勧められてそのままでいたシリーズが、図書館に並んでたんで全部まとめて借りてきた。暫時追加というカタチでここにまとめようと思う。

シゴフミ―Stories of Last Letter (電撃文庫)

シゴフミ―Stories of Last Letter (電撃文庫)

まず一巻読んだ。


(´;ω;`)ぶわ…っ


早速堤防が決壊しますた。手品師ズルイ!ズルイよ手品師!!


北斗の拳」によると人体には経絡秘孔が708あるそうなのだが、

たぶん8割がたは「泣けるツボ」なんだろうな…


シゴフミ〈2〉Stories of Last Letter (電撃文庫)

シゴフミ〈2〉Stories of Last Letter (電撃文庫)

消防士の街はヒーローを賞賛する前に火災予防運動を徹底するべきだと思います!火事起き過ぎジャン!

ある種の寓話だと割り切っていればいいのかなー。基本的に人が亡くなればそれは悲しいことなんで、同じような話が続かず変化球を投げられた、ような。死者が伝言を残していくのも決して良いことだけではないと、そういう方向性がある上で、でもそれが醜悪なところにまでは、多分行かなくていいんだろうな。

そんでキューピットの話がオレすごく好きなんよこーゆーの(ノД`)

シゴフミ―Stories of Last Letter〈3〉 (電撃文庫)

シゴフミ―Stories of Last Letter〈3〉 (電撃文庫)

シゴフミ〈4〉Stories of Last Letter (電撃文庫)

シゴフミ〈4〉Stories of Last Letter (電撃文庫)

読み終えました。アニメーション作品の「先行ノベライズ」というちょっと変わったスタイルで出版されたものだからか、途中でいきなり「設定」が語られだすのでびっくりした。こういう話であんまり設定面のことを考え出したくないものだけれど。

登場人物のほぼすべてが拙いというのは魅力のうちに入るかな?これは多分嫌う人もいるだろうけれど、なんだかそこが好き。そういう意味では第一巻冒頭の飛べない蝶の話が、らしいっちゃらしいもので。

主人公のシゴフミ配達人文伽は、結局手紙とは媒介物に過ぎなくて大事なのは受け取った側がどうするかだという、ある種の結論?を得るのだけれど、そこに到達するまでのいくつかの要素は文伽さんそれダマされてますよ?のままだというのはちょっと斬新wwライトノベルの主人公とは言え、全能ではないのだ。(ト○タかお前は)

しかしもうちょっと露骨なぐらいに「キノの旅」風でも良かったんではないかと思われ。


郵便ネタでライトノベルといえば増子二郎の「ポストガールasin:4840221154は面白かったなーと、ふと思い出した。