- 作者: 榊涼介,ソニーコンピュータエンタテインメント,SCE=,きむらじゅんこ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 文庫
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お盆進行だとかで発売日よりかなり前に入手。一時期仮題が「東北陥落」だかになっててどないすんねんとか思ってましたがいちおー無事に終戦です。
以下若干ネタバレあり気味にて。
ゲームの小説化という「二次創作」でここまでわんさかオリジナルキャラを登場させ、ストーリーも飛躍させて、それでも面白い作品ってなかなかお目にかからないような。どうしてそういうものが出来たのか、理由はいろいろあるだろうけれど、やっぱり大元の、オリジナルのゲームのツボをちゃんと残してんだなーというのは絶望した狩谷を厚志が救うシーンで再確認。ついに瀬戸口師匠が一番機に乗り込みそーいやコイツ絢爛舞踏だったっけ!とwktkしたら意外にもショボショボな活躍で苦笑。
「ロボットに乗って最前線で戦う人」と「兵站拠点でカレーライスを作る人」が価値としては等しく同じように尊い。という空気がこのシリーズのいいところか。総力戦ってそういうもんですか?などと8月になって思うのはどうでしょうね。
国会議員が議事堂内で自爆テロして木っ端微塵な展開も自然にアリだよなーとか思っちゃうのは現代の病か…
極東は確かに終戦するんだけど、どうもまだお話は続きそうな気配。しかしもし続編書くなら今度は宇宙軍設立あたりから始めにゃならんので今度こそ善行が過労で死んでまうがな。
戦争の影もにおいもない、ただただ明るくて馬鹿馬鹿しいほど幸せな、そういう後日談でいいと思うんだよね。20冊以上も戦争やって来たんだからさ。
……電撃マ王の新連載マンガってナニ?