ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

山本弘「去年はいい年になるだろう」

去年はいい年になるだろう

去年はいい年になるだろう

正直に言うと震災からこのかた本を読むのが辛くなってる。目では追っている活字が頭には入ってこないような、そんな感じ。強烈な勢いを豪快に流し込まれた「ダイナミックフィギュア」はちょっと別として、全般的にはペースが落ちてる気がします。

山本弘というひとも「パラケルススの魔剣」を最後にずっと読んでない作家だったんだけど、「未来からタイムマシンでやってきた集団がディザスターを回避させ、歴史を改編させていく」小説を、今この時期なら読めるのではないか…と、思い。

正直読むのではなかった。一か月前なら――数字的な意味ではなくて、だよ?――もうちょっと面白く読めたかも知れないけれど、一か月前は多分手に取らなかったろうな。

どうもね。


基本楽屋オチが連発するんだけれど、先月末に物故された漫画家のはぬまあん氏が登場するシーンで非常にショックを受ける。あくまで読んだ時期の問題であって、作品には何らの責もないことなのですが。