ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

ブライアン・リー・オマリー「スコット・ピルグリム&インフィニット・サッドネス」「スコット・ピルグリムVSジ・ユニバース」

スコット・ピルグリム&インフィニット・サッドネス

スコット・ピルグリム&インフィニット・サッドネス

スコット・ピルグリムVSジ・ユニバース

スコット・ピルグリムVSジ・ユニバース

映画見終えて一気読み。映画版と比べて原作コミックの方がより「群像劇」風味で個々のキャラクターの心情はより深く描かれてるような気がする一方でスコット君に強力にスポットを当てた映画のまとまり具合もまたよし、マンガ家はマンガを書き、映画家は映画を作った訳だよな。ラモーナがギデオンの支配から逃れる決定的なシーンはコミックの方が強いなと思う一方でネガ・スコットとの決着の付け方は、明らかに映画の方に軍配を上げる。

ゲーム文化を表現するには紙媒体より映像の方がより強固に形作れるものですからして、広く一般にはやっぱり映画の方を薦めたいところです。

ゲイの友人と普通にルームシェア(てか居候ですな)する一方で、女友達同士が酔ってちゅーしてるの目撃して大ショック!!という心理は正直よく解らないものですが。

まーなんですな、日本と日本人は聖書もコーランも生み出さなかったけれどニンテンドーを作り上げ、それとそれが醸造した文化は全世界のボンクラーズをそれなりに気分高揚させてくれると、そゆことだな。