社会から放逐された冴えない中年男と、社会と自分のギャップに悩む女子高生のカップルによるハートフルで心あたたまるロードムービーです。ふたりともプラトニックなところがいいよね。ぼくもちょっと、黄色いシボレーカマロに女の子と二人で全米をドライブして回りたくなりました。そして、
ヒャッハー!馬鹿は死ねエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイェーイ!!
とか言ってDQNをドカスカ射殺していくのです。銃社会最高!最高!!
予告編の最後のシーン、数年前ホントにスーパーマーケットの入り口近くの障害者用駐車スペース二台分を斜めに占有していた腐れ馬鹿のヤン車を目撃して死んだ方がマシな人間っているもんだなと思ったのを懐かしく思い出しました。残念ながら当時も今も日本には銃火器がごろごろしてないものでこの映画のようには行かなかったのですが。ちぇー、と○せん富○見町にいたアナタ、生命びろい出来てラッキーでしたね♪脳に障害のある人だった可能性も捨てきれませんが。
現代版「俺たちに明日はない」や「タクシードライバー」のように受け止められるかもしれないけれど、本編を通じてほぼ全ての殺害シーンで用いられるのがコルトM1911A1「ガヴァメント」なのは意味深かな?最後はAK乱射する訳なんだけどボニー&クライドやデニーロの彼と比べて今作の二人は実にモラリストである。またアメリカの病根が全て国内にある点はベトナム帰還兵ものなどとは一線を画すところで、今風ですね。未見なんだけど「ナチュラル・ボーン・キラーズ」と比べたらどうなんだろうなー。
ただワーワー言ってるだけのアメリカ共産党員がドカスカ射殺されるのはやっぱりアメリカでは共産主義者は生きて行けないということなんだろうか?思想信条言論の自由なアメリカ万歳!!ヒャッハー!!!
こんなに素晴らしい映画がミニシアター単館上映で、公開後一週間で深夜最終上映のみとなってしまうのはどうも納得がいきません。公式貼っておきますがこの先見られる人も少ないだろうな…
そしてもしも、もしも万が一日本語吹き替え版が製作されるなら、是非ともロキシーの吹き替えは「常識を持った狂気」こと上坂すみれ師団長に演じてほしいものだと、カマロのウインドーから半身を乗り出して楽しそうに、実に楽しそうにカルト宗教信者をドカスカ射殺するシーン見て思う。断罪!断罪!また断罪!!
ロシアな人のイメージ強いんですけど、アメリカンな人もイケるんですよすみぺ閣下は。主に罰ゲーム的な意味で。
<追記>
この映画「警官」は撃たれないんだよねー。ただひとり「Frank, 9 o'clock!」で撃たれるのはあれは警備員だと後から補足があったりして、この手の映画にしては実に珍しいことだと思う。そういう性格の作品で、極めて保守的なゴッドブレスアメリカを唱えているのは確かだ。