ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

劇場版「宇宙戦艦ヤマト2199 星を巡る方舟」見てきました

公式

直前まであんまり関心がなかったので、サイトに行ってみたらガミラスの面々がお前らどこの田舎ドイツ人だみたいな格好してたんで笑ってしまったが、見ればなるほどという感じではあった。なぜあんまり関心がなかったかといえば、そりゃどう考えたって蛇足だろこれという思いが強かったからで・・・

その点危惧してる人がいるかもしれませんね。なので最初に言っておくと


蛇足でした。

そりゃそうだろ多層空母だろうという感じではある。だからま、その点ちゃんとわきまえて見てみれば、楽しめるところも多々あり。

開始五分でキリシマ艦橋に怒鳴り込んでくる斉藤始はキムタクヤマトのオマージュなんだろうかとか、春香閣下はよく転ぶなあとか、メガルーダの火焔直撃砲展開ギミックは蒼き鋼のアルペジオみたいだなあとか、宇宙大怪獣ドゴラはちゃんと活躍すればちゃんと強いんだよとかそういうところである。

ガトランティスのみなさんがオモシロ宇宙人過ぎる。太鼓叩いてたぞ太鼓。しかも骨で。

これが何を意味するかというと「2199の設定を続けて『さらば〜』をリメイクしてください!」などとキラキラ目で頼み込むと出来上がるのはズォーダー大帝がドンドコ太鼓を叩きながら白色彗星に乗ってやってくるとゆーあ、いいかもしんないソレ。「全宇宙は我々のものだ!」とか言うの。太鼓叩きながら。

でもね、大友龍三郎岩男潤子がひとつの作品で競演してるのを見るのはいいものですよ、考えてみれば井上喜久子も出てるしなあ。

出番少なかったけどな、レーレライの(ぼそ)

お話的にはTVシリーズ24話と25話の間、イスカンダルを後にしたヤマトがバラン星の亜空間ゲート内でデスラーによる襲撃を受ける前ぐらいのタイムラインな訳なのですが・・・

だとするとミーゼラが気の毒過ぎる気がするんですがそれは。

<追記>
「宇宙冒険SF」みたいな良さはね、あったと思うのよね。実際昔の(特に初期の)ヤマトにだってそういう面はあってねえ。キャラクター話として見ればひとりひとりの描かれ方は魅力的でした。それも結構大事なことなのよ。