ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

信仰について。

 「カードキャプターさくらクリアカード編」、前作より10年を経て作られた正当な続編。前作と同じキャスト、前作と同じスタッフ。ただ一人、佐々木利佳ちゃんだけは川上とも子さんから藤田咲さんに代わって、利佳ちゃんだけはみんなとは違う中学に進学している。それがどうも「魔法騎士レイアース」の鳳凰寺 風と同じ学校だそうで、きっと利佳ちゃんは風ちゃんが良くしてくれているのだろう。川上とも子さんが安らかであられるのと同じように。

 

これはそういう世界のお話です。昔と変わらないキャラクター達を懐かしむとともに、新たにこの世界を訪れたキャラクター達を歓迎してやまない。日常に謎は起こり、不可思議な現象は不安を招くのだけれども、きっと最後は皆幸せになるのでしょうね。

 

原作は未読なのでこの先のことはよく解っていないのだけれど、木之本さくらが「母親に似て来た」ということはつまり危惧されることがあるわけで、今後の展開はそこに収束していくのかな?いずれにせよ前シリーズも長いスパンで制作されたので、今作もそういう展開を期待します。伏線引くだけ引いて最終回だったので、ちょっとどころかかなり驚いたのですが、それでも自らの信仰が揺らぐことはないのです。

 

大正義知世ちゃん万歳。クリアカード編ではさくらと秋穂のからみが多いので一歩引きがちなのだけれど、そのポジションもまた善きかな。しかし小狼も山崎くんも、千春ちゃん奈緒子ちゃんもみんなハイスペック中学生だよなあ…