そーいやこれ読んでなかったなあと年末最後の一冊。お話としてはまあ、ありがちで、本人は望まずに皇帝の地位に就いた主人公カーデニアと、実は崩壊寸前の危機にある銀河帝国”インターディペンデンシー”の存亡を巡る物語。フローと呼ばれる恒星間ネットワーク航路(トラベラーだよな)によって成立している人類文明が、そのフロー消失からどう生き延びるか…というストーリーに敵対者があり、友好勢力がありと。
会話は洒脱で構成もテンポがよく、キャラクターは魅力的です。それがあるから古い物語でも現代に受け入れらるのだろうな。ジェンダー感など、これまでのスコルジー作品に見受けられる特徴もそのままで。
しかしこれ翻訳出たの2018年なんだけど続刊はどうなってるんだろう?アメリカでは混交されているそうだけど。
ああ、そこそこ未来の世界なんだけど会議でレポート閲覧するのにホチキス止めのプリント回すところはちょっと笑ったw