ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

むらかわみちお「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」下巻

というわけで下巻です。上巻の感想はこちらに。

むらかわみちお「ガールズ&パンツァー 樅の木と鉄の羽の魔女」上巻 - ひとやすみ読書日記(第二版)

女の子は可愛いし戦車は格好良い。それはいいのだけれど結局このお話は何がやりたかったのだろう?何を見せたかったんだろう?そこはちょっと気になった。野咲の悩み、迷いが戦車道の試合を通じて解消されひとつ前向きになる。言ってみればそういう話なのだけれど、断片的な回想シーンや思わせぶりな台詞回しと、結構とんがったコマ割りや構図など、シンプルなお話をすごくめんどくさく描いてるような気がしないでもない。結局魔女って何なのってことに明確な答えは出ないのだろうけど。

まあ女の子は可愛いし戦車は格好良いし、それはそれでいいのかな。サンダースのアリサは今回も魅力的で、ゲーマーズの特典ほしくて秋葉原まで行っちゃったよ(笑)

上巻読んでて気になった、伯爵高校がなぜ公式戦に出場しないかについては、それは明確に答えが提示されました。「戦車道ならびにその協会が 空虚なものだからです」ってそれは確かにその通りなんだけど、元々ギャグというかコメディの世界だからなあ…

ともあれ、十分独立したスピンオフ作品として楽しめる内容でありました。例え下巻の半分近くで主人公野咲とそのチームがひたすら戦車の修理し続けてるという、結構大胆な構成であったとしても、女の子は可愛いし戦車は格好良いのです。

巻末の対談でむらかわ先生おっぱい派だと自白していて、そこはちょっと驚いた。てっきりおしり派かと思っていたぞ(´・ω・`)