- 出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム
- 発売日: 2007/07/19
- メディア: DVD
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新海誠は「夏への扉」をアニメ化するべきです。舞台は川崎市辺りが良いと思います。
冗談はさておき、これまで同様非常に綺麗な作品です。人物・背景・音楽・お話とどこをとっても丁寧に繊細に、綺麗なアニメーションになっている。しかしYahooの解説だったか「実写と見まがうばかりに美しい背景美術」ってのはほめ方間違ってると思います。実写らしくないところでディティールなり彩色なりやってるからいいんだよな*1
エンディングの演出は神懸かってる。ここだけヘビーローテーションで100回ぐらい見返したくなった。*2山崎まさよしのCD買ってこようかな。
教訓めいたところも結構あります。「都内の中学生が栃木県まで遠征するなら天気予報は見ておけ」とか*3「種子島の女子高生は告白するときロケット打ち上げ時刻は絶対避けろ」とか……
「十三歳のファーストキスの思い出を延々引きずった挙げ句発作的に会社辞めちゃうのはダメでキモイです」
とかだな。
いや、いい話だと思うし泣けてきそうなところもあるし、共感するところも多々あるのだけれど
俺遠野君はダメな人だと思います。それが引っかかる所ではある…*4
あーいかん。何が「経年」なんだか書いてなかった(汗)新海誠の作品で強く感じるのはそれです。「経年変化」とか言いますがまー変わらないものもあるかな。品川の原美術館に行くとキース・ソニアの「エスセシポールI」ってオブジェが在って「経年変化」のもつエネルギーに驚かされます。
http://www.haramuseum.or.jp/jp/common/collection/clc_dtl.php?AstID=109
作品自体は野外展示なんで、入館料払わずに見られますよ(マテ)
それでまーその「普通の人」「テーゼに対して斜に構えた切り口」「ダメでキモイ大人」の3つをプロセッサーに放り込んで出てきた解が
↓
…ひょっとして今まで「共感」だと思ってたことって全部「責任転嫁」だったりする???
なのだけれども、なんだか昔にも似たよーなこと言ってた気もするんだ。もうちょっと上手い言い回しが見つからないものかね。