小説・ホラー
五本指のけだもの: W・F・ハーヴィー怪奇小説集 作者:ウィリアム・フライアー・ハーヴィー 国書刊行会 Amazon 1910年代から30年代にかけて活動した作家の短編集。いちばん有名なのは冒頭にある「炎暑」でしょう。これはいろんなアンソロジーで読んだし、ジュ…
恐怖とSF (ハヤカワ文庫JA) 早川書房 Amazon 日本SF作家クラブのアンソロジー、6冊目。既読は以下に。 このシリーズの感想は全作上げる重いのと印象に残った分だけの軽いのとに別れますが、今回は重い方です。賢明な方ならそろそろ法則性に気づかれるかと…
幻想と怪奇 幻影の街 ショートショート・カーニヴァル 新紀元社 Amazon 新紀元社「幻想と怪奇」シリーズから「街」をテーマにしたショートショートノベル作品集。巻末には第三回ショートショート・コンテスト入選作3本と選評を掲載。 ショートショートという…
チャールズ・デクスター・ウォード事件(新潮文庫) 作者:H・P・ラヴクラフト 新潮社 Amazon 南條竹則新訳版「クトゥルー神話傑作選」第4巻。既読はこちら。 abogard.hatenadiary.jp abogard.hatenadiary.jp abogard.hatenadiary.jp 今回は神話以外の作品も…
ジョージおじさん〜十七人の奇怪な人々 (ナイトランド叢書) 作者:オーガスト・ダーレス 書苑新社 Amazon オーガスト・ダーレス単独のホラー短編集というのは国書刊行会がアーカムハウス叢書で出してた「寂しい場所」以来のものになるらしい。そちらは未読な…
英国クリスマス幽霊譚傑作集 (創元推理文庫) 作者:チャールズ・ディケンズほか 東京創元社 Amazon 夏はホラーだろ!ということで読んでみる。うん、普通に季節外れだ(´・ω・`) さすがに150年ぐらい前のお話ばかりだからねえ、古いものです。そういうのを現代…
カーミラ レ・ファニュ傑作選 (光文社古典新訳文庫 K-Aレ 3-1) 作者:レ・ファニュ 光文社 Amazon ちょっと百合を勉強したくなって読む。まずは古典から入るスタイル( ˘ω˘ ) で、なるほどこれはいいですね。年若い女性の揺れ動く感情、過去の記憶に根付いた運…
禁じられた約束 (WESTALL COLLECTION) 作者:ロバート ウェストール 徳間書店 Amazon 第二次世界大戦を背景にした児童文学やゴースト・ストーリーをものすロバート・ウェストールによる恋愛風味の幽霊物語。思春期男女の美しくも微笑ましい初恋物語が、病弱の…
シャーロック・ホームズとシャドウェルの影 クトゥルー・ケースブック (ハヤカワ文庫FT) 作者:ジェイムズ ラヴグローヴ 早川書房 Amazon ホームズ+クトゥルーというのもまあベタな組み合わせだし、「緋色の研究」から始めるというのもまあベタだ。「クトゥル…
アウトサイダー―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫) 作者:H・P・ラヴクラフト 新潮社 Amazon 新潮文庫の南條竹則新訳によるクトゥルー神話傑作選第三巻。既存の2冊の感想はこちらに。 abogard.hatenadiary.jp abogard.hatenadiary.jp 今回は表題作のほか「銀…
吸血鬼ラスヴァン: 英米古典吸血鬼小説傑作集 作者:G・G・バイロン,J・W・ポリドリ 東京創元社 Amazon 「ドラキュラ以前の吸血鬼小説」をテーマに古典ホラーを集めたアンソロジー。本邦初訳の作品も多く資料的価値も高い。吸血鬼というのは近代になって(そ…
骨董・怪談: 個人完訳 小泉八雲コレクション 作者:小泉 八雲 河出書房新社 Amazon 平川祐弘による個人完訳コレクションの一冊。あまりに有名な小泉八雲の作品群は、あまりに有名なだけにジュブナイルから一般の文庫に至るまで大抵はセレクトされた「傑作選」…
黒い回廊 阿刀田高傑作短編集 ホラー (集英社文庫) 作者:阿刀田高 集英社 Amazon ホラー小説、怪談の話をツイッターでやりとりしてて、そういえば昔日本の一般向け作家の作品で怖い話があると聞いたなーとふと思い出して。タイトルが「西瓜」だったような気…
怪奇疾走 (ハーパーBOOKS) 作者:ジョー ヒル,スティーヴン キング ハーパーコリンズ・ジャパン Amazon 全13本、かなりのボリュームとなる短編集。グロテスクなものからハートフルなもの、様々な作風のものが収録されてジョー・ヒルの多彩さが伺えます。…
恐怖 (創元推理文庫 F マ 1-3) 作者:アーサー・マッケン 東京創元社 Amazon うーん うーんうーん うううううううううううむ。 どうもな(´・ω・`) 東京創元社が最近平井呈一訳を積極的に出しているのは良いことで、仮にどれほど細い糸だとしても、これでまた1…
図書室の怪 (四編の奇怪な物語) (創元推理文庫) 作者:マイケル・ドズワース・クック 東京創元社 Amazon 四編の奇怪な物語、とサブタイトルにある通り表題作「図書室の怪」「六月二十四日」「グリーンマン」「ゴルゴタの丘」の四作を収録した短編集。とはいえ…
狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選 (新潮文庫) 作者:H・P・ラヴクラフト 発売日: 2020/11/28 メディア: 文庫 「インスマスの影」*1に続く南條竹則編訳によるラヴクラフト作品集第2巻。表題作の他「時間からの影」の長編2本と「ランドルフ・カーターの陳述…
世界怪奇実話集 屍衣の花嫁 (東西怪奇実話) (創元推理文庫) 発売日: 2020/09/30 メディア: 文庫 実話と銘打ってるものをホラー小説にカテゴリするのもどうかなあとは思うけれど、100年以上前の外国の怪奇譚と来れば実話も創作もさほど違いはありますまい。元…
ラヴクラフトの怪物たち 上 発売日: 2019/08/31 メディア: 単行本 ラヴクラフトの怪物たち 下 発売日: 2019/12/07 メディア: 単行本(ソフトカバー) 原著は2014年に刊行された最近の作家によるクトゥルフ神話作品集。本邦初訳というものも多いけれど以前学…
文学フリマで入手した私家版。「漂着文庫」レーベル第一回配本の田中重行氏によるホジスンの未訳作品短編集*1書誌情報などはこちらに。同梱されていたリーフレット(漂着文庫月報)によれば 正直言って「夜の声」レベルの海洋怪奇小説の傑作がまだ未訳で残っ…
八月の暑さのなかで――ホラー短編集 (岩波少年文庫) 発売日: 2010/07/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 暑いから読んだ。 というのはまあ、一面の真実ではあるのだけれど、岩波少年文庫の児童向け作品にも海外ホラーアンソロジーなんてあるんだなと、そこ…
幽霊島 (平井呈一怪談翻訳集成) (創元推理文庫) 作者:A・ブラックウッド他 発売日: 2019/08/29 メディア: 文庫 翻訳者を基軸に組んだアンソロジーというのは最近SFではいくつかあったけれど*1、怪奇小説では初めてかも知れません。この分野の大御所が特に好…
怪奇日和 (ハーパーBOOKS) 作者:ジョー ヒル 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン 発売日: 2019/09/17 メディア: 文庫 「20世紀の幽霊たち」*1で大絶賛されたジョー・ヒルを久しぶりに。その後もいくつか作品は出ていたけれど、その時ほど称…
インスマスの影 :クトゥルー神話傑作選 (新潮文庫) 作者:H・P・ラヴクラフト 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/07/26 メディア: 文庫 南條竹則の新訳による、クトゥルー神話短編集。収録作品はすべてラヴクラフト自らによるもので、クトゥルー物で全集…
夜光死体―イギリス怪奇小説集 (1980年) (旺文社文庫) 作者: J・S・レ・ファニュ,R・キプリング,R・L・スティーヴンソン,ジョン・ゴルト,ジョゼフ・コンラッド,ディック・ドノバン,バーナード・ケイペス,H・G・ウエルズ,コナン・ドイル,橋本槇矩 出版社/メー…
夜の庭師 (創元推理文庫) 作者: ジョナサン・オージエ,山田順子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2016/11/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る とてもよいジュヴナイル・ホラーだった。ホラーというよりダークファンタジーよりかな?1…
イギリス幻想小説傑作集 (白水Uブックス (73))作者: 由良君美出版社/メーカー: 白水社発売日: 1985/10メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見るこの手のアンソロジーは(手を出せる範囲では)大体読んだかなあ、などと思っていたらUブックスにもあっ…
七つ星の宝石 (ナイトランド叢書) 作者: ブラム・ストーカー,森沢くみ子 出版社/メーカー: 書苑新社 発売日: 2015/09/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4件) を見る 「吸血鬼ドラキュラ」であまりにも有名なブラム・ストーカーに…
クトゥルーの子供たち作者: リン・カーター,ロバート・M・プライス,森瀬繚,立花圭一出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2014/08/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 人間が、ただ人間だけが、を開いてを解放できるのだ!…
怪奇小説日和: 黄金時代傑作選 (ちくま文庫 に 13-2)作者: 西崎憲出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/11/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る元は国書刊行会から3冊本で出ていた短編集を再編したもの。怪奇小説に黄金時代なんてあったの…