ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

アーサー・マッケン「恐怖 アーサー・マッケン傑作選」

うーん

 

うーんうーん

 

うううううううううううむ。

 

どうもな(´・ω・`)

 

東京創元社が最近平井呈一訳を積極的に出しているのは良いことで、仮にどれほど細い糸だとしても、これでまた10年20年は世に残ることでありましょう。資料的価値の高い一冊ではあると思います。

 

とはいえ、

 

面白いやつは既読だし初読の作品は余り合わなかったので、本書が面白いかどうかとは別の次元の貴重さではあり。

今の、特に若い読者層がはじめてマッケンを読んで、果たして怖がるのだろうかという疑問も感じたのだけれど、さすがに古典だからねえ、それを問うのは酷かもしれないな。無論100年以上前の作品でも怖いものは怖いのですが。

 

巻末に付録として1970年代に牧神社から刊行されていた「アーサー・マッケン作品集成 解説」が掲載されていて、平井呈一によるマッケン感、マッケン作品の全貌を伺い知ることができます。こういうのはいいよね。でも本書収録の自分には合わなかった作品について、

自分の好みの埒外の作品と思うとしたら、その人はマッケン文学の真の愛好者ではないと、わたしは断言して憚りません

なんて書いてあって困る(´・ω・`)

 

どうせなら「弓兵」読みたかったなあ。あれも読んだことないんだよな。