ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今年の一番について考える。

毎年恒例の…ですが、その前に。 プーチンは直ちに戦争を止めて罪に服せ。 清水寺の坊主が金で雇われてどんな漢字を書こうと関係ないけれど、今年はプーチン戦争のおかげでいろんなものが台無しになった気がする。この変化は不可逆で、進む先に良いことは無い…

池澤春菜「SFのSは、ステキのS+」

SFのSは、ステキのS+ 作者:池澤 春菜 早川書房 Amazon 池澤春菜の中にはヒトが入っている。それは池澤春菜という名前で、池澤春菜をやっている。これはきっとそういう本だ。前作より6年、初出は書いてないけど連載51回から100回までになるのかな?前作…

土屋健「機能獲得の進化史」

機能獲得の進化史 作者:土屋健 みすず書房 Amazon サブタイトルを『化石に見る「眼・顎・翼・あし」の誕生」とし、全体のテーマを「攻撃と防御」「遠隔検知」「あし」「飛行」「愛情」の5つに章立て、それぞれのパートでそれぞれの機能を有するエポックな古…

アンシア・シモンズ「ライトニング・メアリ」

ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女 作者:アンシア・シモンズ,カシワイ 岩波書店 Amazon 伝記というより伝記小説。メアリ・アニングの本を読むのは3冊目だけれどあーちなみに前読んだのはこれね。 abogard.hatenadiary.jp abogard.hatenadiary.jp 現在で…

クリス・ネヴィル「ベティアンよ帰れ」

ベティアンよ帰れ (ハヤカワ文庫 SF 74) 作者:クリス・ネヴィル 早川書房 Amazon ハヤカワ文庫SF通巻74という、まあ古典ですね。原著は1970年刊行で、ゼナ・ヘンダースンのピープルシリーズのような「素朴で清貧な古き良きアメリカの片田舎」SFがその年代で…