いわゆる、難病恋愛ものではある。これまでそういうものは読んだことが無かったなあ。SFカーニバルで人間六度先生にサインを戴いて、その強烈な個性の印象があんまり強くて、本書内容とのギャップを埋めるのに苦労した(笑)
一度読み終えたんだけど、ちょうどさなコンの執筆と重なって断片的な読み方をしてしまったので、そっちが一段落してからちゃんと読み直す。なるほどちゃんと伏線は張られているんだな。冬の間だけ「冬眠」してしまうヒロインと、介護と恋愛と自他ともに向けられる不信とのはざまで苦しむ主人公。一番かわいいのは不由美ちゃんだなーと、思う。
SFは人を救うね。そういう読後感を得ました。