ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

アガサ・クリスティー「終わりなき夜に生まれつく」

先に書いてしまうと合わなかった。原著は1967年刊行ということでかなり晩年の作品。さすがに絶頂期の輝きは、やはり失われてしまうのでしょうね。ミステリーと言っても冒険サスペンスの類で「七つの時計殺人事件」に近いもの感じるところはある。

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そしてセブンダイヤルズ同様、ヒロインのエリーは可愛い。「かわいそうなお金持ちのお嬢さん」がかわいそうな話というか、クリスティーの良さって「情」に訴えるところが大きいから、この結末はどうもなあ。