小説・SF
クロノス・ジョウンターの黎明 (徳間文庫) 作者:梶尾真治 徳間書店 Amazon 愛は呪いだな、と思う。 梶尾真治はデビュー作「美亜へ送る真珠」をはじめ「愛と時間」をテーマにしたSF小説をいくつも書いてきた。多くの作品で人は誰かを強く、そして純粋に愛して…
宙の復讐者 作者:エミリー テッシュ 早川書房 Amazon 冒頭にいきなりこんな注意書きが掲げられててビビる。 いやー、しんどかったよ?宇宙に進出した人類が恒星間知的連合みたいなものに敗れて母星を破壊され、唯一生き残ったグループがガイアステーションな…
天空龍機 鋼鉄紅女2 上 (ハヤカワ文庫SF) 作者:シーラン ジェイ ジャオ 早川書房 Amazon 天空龍機 鋼鉄紅女2 下 (ハヤカワ文庫SF) 作者:シーラン ジェイ ジャオ 早川書房 Amazon 悪役令嬢巨大ロボ中華SF第二弾、前作の感想はこちらに。上下巻にボリューム…
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 (ハヤカワ文庫SF) 作者:アンディ ウィアー 早川書房 Amazon プロジェクト・ヘイル・メアリー 下 (ハヤカワ文庫SF) 作者:アンディ ウィアー 早川書房 Amazon 単行本刊行以来あまりに話題沸騰となった一本。いささか天邪鬼…
seirindousyobou.cart.fc2.com 文学フリマで買った本。著者はいわゆる第一世代SF作家の一人だけれど、正直短編をいくつか読んだかもしれないな……ぐらいのところで。代表作「太陽風交点」「バビロニア・ウェーブ」どちらも読んではいないけれど、古いジュブナ…
タイタン・ノワール (ハヤカワ文庫SF) 作者:ニック ハーカウェイ 早川書房 Amazon 先日横浜ロフトで開催されたSF放談にて、「これSFか?」とか言われていた作品。この著者は以前「世界が終わってしまったあとの世界で」を読んでるけど、あれも変な話だったよ…
半熟マルカ魔剣修行 (ハヤカワ文庫 FT タ 4-1) 作者:ディリア・マーシャル ターナー 早川書房 Amazon アマゾンのレビューに曰く、 タイトル・イラスト・あらすじ(ついでに帯のあおり)が詐欺レベルの誤解をさせるようになっている。ライトファンタジーを期…
変種第二号 作者:フィリップ K ディック 早川書房 Amazon 表題作はいままでいろんなアンソロジーや短編集で(別題「人間狩り」も含めて)読んでいて、個人的にはディックのベストだったりします。ハヤカワの大森望編によるディック短編傑作選では全6冊中4冊…
恐怖とSF (ハヤカワ文庫JA) 早川書房 Amazon 日本SF作家クラブのアンソロジー、6冊目。既読は以下に。 このシリーズの感想は全作上げる重いのと印象に残った分だけの軽いのとに別れますが、今回は重い方です。賢明な方ならそろそろ法則性に気づかれるかと…
地球へのSF (ハヤカワ文庫JA) 早川書房 Amazon 日本SF作家クラブのアンソロジー、順番としては4冊目。既読はこちらから 今回は1本ずつ感想を起こしていくのではなく全体的な印象と、よいなあと思ったものを。 「悠久と日常」「温暖化」「AIと」「ヒトと」…
ロボットとわたしの不思議な旅 (創元SF文庫) 作者:ベッキー・チェンバーズ 東京創元社 Amazon 「ホープパンク」というジャンルというか文脈を知り、興味がわいて読んでみたもの。 だけどうーん、自分にはちょっと合わなかった。ロボットのモスキャップのキャ…
「ペンギンSFアンソロジー」全作感想、下巻パートです。書影ではわからないんですが本書の背は上巻が白、下巻が黒のペンギン色でカバーイラストとセットで見ると「ペンギン太極図」のようでもある。「いまの創元の怪奇幻想とむかしの創元の怪奇幻想」みたい…
コミケへの聖歌 作者:カスガ 早川書房 Amazon 第12回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。文明崩壊後の世界で部活を営む少女四人が「コミケ」を目指して……という大まかな設定を聞いた時には、これは「けものフレンズ」「ケムリクサ」あるいは「終末トレインどこ…
2024年に小説投稿サイト「カクヨム」内で行われた自主企画「ペンギンSFアンソロジー」が満を持しての書籍化です。総勢52名の書き手による「ペンギン」をテーマにした多種多彩な物語。海の底から宇宙の果てまで、ペンギンたちとの長い旅が始まる……。 販売サイ…
星に届ける物語:日経「星新一賞」受賞作品集 (新潮文庫 ほ 4-81) 作者:藤崎 慎吾,相川 啓太,佐藤 実,之人 冗悟,八島 游舷 新潮社 Amazon 星新一賞にはちょっと興味があって読んでみました。しかし理系SFって書いたことないよなあ。じゃあなんで興味があるの…
俺は星間国家の悪徳領主! 4 (オーバーラップ文庫) 作者:三嶋与夢 オーバーラップ Amazon 士官学校と義務的な軍への任官、退役まで。やってることは基本同じなんで、さすがにちょっと心配になる。戦闘シーン、艦隊戦などに於いても規模は大きくなっているけ…
チョコレート・パフェ浄土 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-4) 作者:梶尾 真治 早川書房 Amazon えっとこれ1988年刊行だからだいたい40年ぶりぐらい?に再読しています。そこかしこに1980年代の日本がそのまま延長されているようで、複雑な心境になる(それはゼータガ…
すべての原付の光 作者:天沢 時生 早川書房 Amazon POWER! UNLIMETED POWER!! なんかそんな感じですよ(´・ω・`)ノ 著者初の短編集。5本中3本は既読だったけれど、表題作「すべての原付の光」をSFマガジンで読んだときの興奮と感動はよく覚えていました。…
俺は星間国家の悪徳領主! 3 (オーバーラップ文庫) 作者:三嶋与夢 オーバーラップ Amazon 幼年学校編ということで前巻同様の流れにではどうやって色を付けるかと言ったらやっぱり新キャラクターか。いろいろあってリアムの婚約者となるロゼッタと元第百二十…
惑星間の狩人 (創元SF文庫 ハ 9-1) 作者:アーサー K.バーンズ 東京創元社 Amazon Amazonには1995年の復刊で書誌データが載ってるのに、なぜか書影が1969年の初版のものになっているぞ(´・ω・`) そして東京創元社のサイトにはそもそもデータが無い。あんまり…
宇宙の呼び声 (創元SF文庫) 作者:ロバート・A.ハインライン 東京創元社 Amazon 原題を ”THE ROLLING STONES” という、ハインラインのジュブナイルでも未読だった1冊。カスターとポルックスの双子を擁するストーン一家による宇宙旅行の顛末を描くもの。パワフ…
俺は星間国家の悪徳領主! 2 (オーバーラップ文庫) 作者:三嶋与夢 オーバーラップ Amazon ぼちぼち読んで行こうかな、と思う。あとがきに「目標はアニメ化とその先のプラモ化」とあってふふってなる。アニメは春から始まるけれどプラモは出るんだろうか?バ…
tginkei.booth.pm 誤植を訂正し新規カバー画に差し替えた第二版が販売中です。 全16本の作品からなるアンソロジー。Web上で公募があって、縁あって自作「セリとナズナとふたりの宇宙船」を掲載していただきました。自分の作品が刊行されるって「リトル・リト…
AIとSF2 (ハヤカワ文庫JA) 早川書房 Amazon 「AIとSF」に続く第2弾。日本SF作家クラブ編の、このアンソロジーのシリーズとしては5冊目になるんだけれど「地球へのSF」まだ読んでません(´・ω・`) abogard.hatenadiary.jp 以下、掲載順ではなく読んだ順で…
走馬灯のセトリは考えておいて (ハヤカワ文庫JA) 作者:柴田 勝家 早川書房 Amazon 神保町ブックフェスティバルで購入のサイン本。6本中2本は既読で、表題作は読む前に「世にも奇妙な物語」でドラマ化したのを見ている。柴田勝家という作家はアイマスのVRでヴ…
俺は星間国家の悪徳領主! 1 (オーバーラップ文庫) 作者:三嶋与夢 オーバーラップ Amazon 来年アニメ化されるとかで、とりあえず読んでみる。 以前ツイッターの方で本格ファンタジー論争とかいう不毛な大喜利が弄ばれていた時に、「世の中銀英伝を本格ファン…
小説「映画 ドラえもん のび太の月面探査記」 作者:藤子・F・ 不二雄,辻村深月 小学館 Amazon 映画のノベライズだけど、映画もマンガも見ていませんというか、そもそも最近の映画ドラえもんに「原作マンガ」ってあるのかどうかすら知らない。月面の様相を簡…
第五惑星 (講談社X文庫 42-1) 作者:バリー B.ロングイヤー,デイビッド D.ジェラルド 講談社 Amazon Amazonの登録では何故か第「五」惑星になっている、ようやく探し当てた講談社X文庫版です。いや長かったねえ。原作「わが友なる敵」の感想はこちらに。 abog…
新しい世界を生きるための14のSF (ハヤカワ文庫JA) 早川書房 Amazon なかなか判断に困る。2年前に刊行された、その時点ではまだ単著を刊行していない作家で、「五年後とか十年後とか、書き手たちがそれぞれSF短篇集なりSF長編なり刊行して知名度が高まっ…
SFマガジン 2024年 10 月号 [雑誌] 早川書房 Amazon 「ファッション&美容SF」特集。ファッションSFでも美容SFでもなく、この2つをセットにしたことで深みが増すのだろうな、と思う。服飾と美は様々な切り口に対応し得る。 分かる話と分からない話に差があり…