ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

シン・ウルトラマン見てきました

公式。 パンフを見ずに本編だけ見た感想をまず書いておくので事実誤認があるかも知れません。それはともかくネタバレ避けに

グラント・キャリン「サターン・デッドヒート」

サターン・デッドヒート (ハヤカワ文庫SF) 作者:黎, 小隅,慧子, 高林,グラント キャリン 早川書房 Amazon 日本SF作家クラブと蔦屋書店の主催で先日開催された「SFカーニバル」。それに併せた選書フェア「日本SF作家クラブが選ぶ偏愛SF200とちょっと」で会長…

さなコン2に参加してみました。

www.pixiv.net さなコン2すなわち「第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」です。自分で小説書くのもおよそ15年?ぶりだろうというぐらいの有様ですが、ご興味ありましたら一読ください。参加作品一覧はこちらに。

ナターリヤ・ソコローワ「旅に出るときほほえみを」

旅に出る時ほほえみを (白水Uブックス) 作者:ナターリヤ・ソコローワ 白水社 Amazon ちょっと前に読んで、そのときは感想上げなかったものを再読。 変な話だ。なにしろ昔はサンリオSF文庫で出ていたぐらいだ(さらに前には「怪獣17P」なるタイトルで大光社か…

太田忠司「鬼哭洞事件」

鬼哭洞事件 作者:太田 忠司 東京創元社 Amazon 狩野俊介シリーズ30周年の節目に刊行された11年ぶりの新作。いまは創元なんですね。このシリーズも若いころずいぶん入れ込んで読んだものだけれど、いつのまにか遠ざかってしまっていた。調べてみたら「狩野俊…

池澤春菜・池澤夏樹 訳「無垢の歌」「子供の詩の庭」

無垢の歌 作者:ウィリアム・ブレイク 毎日新聞出版 Amazon 子供の詩の庭 作者:R・L・スティーヴンソン 毎日新聞出版 Amazon 考えてみると詩集の感想というのは書いたことが無い。あまり読まないジャンルでもある。皆無ではないけれど。 池澤春菜嬢・夏樹娘父…

高島雄哉「エンタングル:ガール」文庫版

エンタングル:ガール (創元SF文庫 SFた 3-2) 作者:高島 雄哉 東京創元社 Amazon WEB版*1、書籍版*2に続く3度目の「エンタングル:ガール」。 願わくは本作が、読まれるたびに状態が移り変わる、量子的な『エンタングル:ガール』であらんことを。そしてその…

アニー・ディラード「本を書く」

本を書く (ポケットスタンダード) 作者:アニー ディラード 田畑書店 Amazon タイトル通り「本を書くこと」についての本だけれども、この本を読んだからといって読み手の執筆能力が向上したり、行き詰まっていた原稿に突破点を見いだせたり、喪われた執筆動機…

梶尾真治「サラマンダー殲滅」

サラマンダー殲滅 上 (徳間文庫) 作者:梶尾真治 徳間書店 Amazon サラマンダー殲滅 下 (徳間文庫) 作者:梶尾真治 徳間書店 Amazon いま入手できるのは徳間文庫版なのですね。10代の頃に読んで大変面白かったものを、常々再読したなーと思って漸く。図書館の…

ジョー・ヒル「怪奇疾走」

怪奇疾走 (ハーパーBOOKS) 作者:ジョー ヒル,スティーヴン キング ハーパーコリンズ・ジャパン Amazon 全13本、かなりのボリュームとなる短編集。グロテスクなものからハートフルなもの、様々な作風のものが収録されてジョー・ヒルの多彩さが伺えます。…

ラヴィ・ティドハー「完璧な夏の日」(上)(下)

完璧な夏の日 上 (創元SF文庫) 作者:ラヴィ・ティドハー 東京創元社 Amazon 完璧な夏の日〈下〉 (創元SF文庫) 作者:ラヴィ・ティドハー 東京創元社 Amazon 1930年代、突如として世界各地に現れた超人(オーバーマン、ドイツ語ではユーバーメンシェ)たちに…

砂川文次「小隊」

小隊 (文春e-book) 作者:砂川 文次 文藝春秋 Amazon これ初出は「文學界」なのか。ということは純文学として受け止められた作品というわけですね。刊行当時、約1年前にamazonに掲載されたレビューをみると現代日本で自衛隊とロシア軍が戦火を交えることが「…

ユーリィ・イズムィコ「恐ロシア航空機列伝」

恐ロシア航空機列伝 (Panda Publishing) 作者:ユーリィ・イズムィコ パンダ・パブリッシング Amazon 岡部ださくかっ!とツッコミを入れてしまった全裸中年男性あるいはコスメ女子@美容垢であるところの小泉悠氏によるヒコーキ本。全然知らなかったけど「航…

M・ジョン・ハリスン「ヴィリコニウム パステル都市の物語」

ヴィリコニウム〜パステル都市の物語 (TH Literature Series) 作者:M・ジョン・ハリスン 書苑新社 Amazon 昨年読んだサンリオSF文庫「パステル都市」*1の新訳版に加えてヴィリコニウムもの短編4本を収録。翻訳はどちらも同じ大和田始によるもので、40年以上…

今年の一番について考える

今年も終わりですね。人生はまだ終わりませんね。「自分はいつ焼き切れるのか」というより「まだ自分が焼き切れていないのは何故だ」を問い続けるような一年ではありましたが、人生は斯様にダラダラと続いていくのだろうな。 ・本 今年読んだ本のベストは2…

ジョン・スコルジー「星間帝国の皇女―ラスト・エンペロー―」

星間帝国の皇女-ラスト・エンペロー- (ハヤカワ文庫SF) 作者:ジョン スコルジー 早川書房 Amazon そーいやこれ読んでなかったなあと年末最後の一冊。お話としてはまあ、ありがちで、本人は望まずに皇帝の地位に就いた主人公カーデニアと、実は崩壊寸前の危…

劉 慈欣「火守」

火守 (角川書店単行本) 作者:劉 慈欣,池澤 春菜,西村 ツチカ KADOKAWA Amazon 「三体」の人の作品だけれど俺「三体」読んでない(´・ω・`) 池澤春菜嬢の翻訳本ということで手にしました。マルチリンガル面目躍如だ。 絵本と聞いていたけれど新書サイズの短編…

速水螺旋人「ワルプルギス実行委員実行する」

ワルプルギス実行委員実行する 速水螺旋人作品集 (楽園コミックス) 作者:速水螺旋人 白泉社 Amazon 版元・掲載誌は違えど「螺旋人同時上映」*1以来の?短編集。しかしあれからもう5年も経ってるのか―、な一冊。短編集の良さというのはやっぱり藤子不二雄の異…

大森望・編「星雲賞短編SF傑作選 てのひらの宇宙」

てのひらの宇宙 (星雲賞短編SF傑作選) (創元SF文庫) 東京創元社 Amazon 歴代の星雲賞短編部門受賞作品から、ボリュームなどある程度の基準によって選択し編纂されたアンソロジー。有名なもので既読なものも多いが、有名なもので未読なものも多く、まだ全然知…

川村拓「事情を知らない転校生がグイグイくる。」⑩

事情を知らない転校生がグイグイくる。 10巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) 作者:川村拓 スクウェア・エニックス Amazon どんどん普通の日常マンガになっていくような気がする第10巻。それでも「父の日」のようなイベントは起こるし、日常の中にあっ…

逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」

同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon 第11回アガサ・クリスティー賞を選考委員満場一致の満点で受賞した新人デビュー作。ということで発売前から話題沸騰だった一作。とはいえ、発売前からツイッターの有力なアカウントにゲラを配布する宣…

M・ジョン・ハリスン「パステル都市」

パステル都市 (1981年) (サンリオSF文庫) 作者:M.ジョン・ハリスン Amazon 「サンリオSF文庫総解説」*1に記載されたなかでもあらすじが面白かったもので、買える値段のものを探していた一冊。神保町の羊頭書房でややヤケあり1400円だった(@ワンダーでは200…

「アイの歌声を聴かせて」見てきました。

公式。 今年は劇場アニメの良作が多いけれど、意外な伏兵というかなんというか。テイザーPV自体は何度も見ていて、多分バンダイナムコが製作だからガルパンで流してたんだろうなあ。女子高生でロボと来たら「To Heart」のマルチみたいな話なんかなー、程度の…

ガードナー・R・ドゾワ他「海の鎖」

海の鎖 (未来の文学) 作者:ガードナー・R・ドゾワ 国書刊行会 Amazon 国書刊行会のSF叢書「未来の文学」シリーズ、その中で短編アンソロジーとしては第散弾にあたるもの。なのだけれど、まあ古いSFだナーと思う。「未来の文学」自体最新のものでなくむしろ過…

伊能高史「ガールズ&パンツァー劇場版 variante」7巻

ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 7 ガールズ&パンツァー 劇場版Variante (MFコミックス フラッパーシリーズ) 作者:伊能 高史 KADOKAWA Amazon ストーリーもいよいよ佳境で、サンダース勢の脱落から島田愛里寿の参戦あたりまでのパート。基本の流れは映…

月村了衛「機龍警察 白骨街道」

機龍警察 白骨街道 (ハヤカワ・ミステリワールド) 作者:月村 了衛 早川書房 Amazon 「ビルマの竪琴」という作品がある。自分は中井貴一の映画を見て原作を読んだ。いい話だし名作だと思うけれども、現実のビルマ即ちミャンマーに、あのフィクションのイメー…

シオドア・スタージョン、G・K・チェスタトン他「夜の夢見の川」

夜の夢見の川 (12の奇妙な物語) (創元推理文庫) 作者:シオドア・スタージョン,G・K・チェスタトン他 東京創元社 Amazon 「奇妙な味」作品を12本収めたオリジナル・アンソロジー。中村融の編集によるもので「街角の書店」*1に続くシリーズというか姉妹巻。編…

アーサー・マッケン「恐怖 アーサー・マッケン傑作選」

恐怖 (創元推理文庫 F マ 1-3) 作者:アーサー・マッケン 東京創元社 Amazon うーん うーんうーん うううううううううううむ。 どうもな(´・ω・`) 東京創元社が最近平井呈一訳を積極的に出しているのは良いことで、仮にどれほど細い糸だとしても、これでまた1…

松田未来・※Kome「夜光雲のサリッサ 07」

夜光雲のサリッサ(7)【電子限定特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 作者:松田未来,※Kome 徳間書店(リュウ・コミックス) Amazon ロシアの「火球の子」ヴェラが2巻以来の表紙を飾る第7巻、背後の機体はIOSSロシアの新型「ジャール・プチーツァ」。いちおうSu-5…

国広仙戯・不知火昴斗「UNKNOWN―狂月の女神」

ホラー風味の伝奇ファンタジーというカテゴリーになりましょうか、BOOTHで販売されている私家版を拝読。以前よりpixiv FAN BOXでささやかながら支援させていただいている不知火昴斗さん原案の物語を「リワールド・フロンティア」シリーズ著者、国広仙戯さん…