ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

伊能高史「ガールズ&パンツァー劇場版 variante」6

ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 6 (MFコミックス フラッパーシリーズ)作者:伊能 高史発売日: 2020/10/23メディア: Kindle版廃遊園地での戦闘に移行する第6巻、観覧車先輩大活躍でアリマス。例によって本編では描かれなかったキャラの掛け合いが楽しい…

柴田勝家「アメリカン・ブッダ」

アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA) 作者:柴田 勝家 発売日: 2020/08/20 メディア: Kindle版 近年名を馳せる事多い戦国武将もといSF作家柴田勝家(本名:綿谷翔太)*1の短編集。民俗学とSFの融合というのはこの人の作品によく掲げられる惹句で、成程そうい…

ディーリア・オーエンズ「ザリガニの鳴くところ」

ザリガニの鳴くところ 作者:ディーリア・オーエンズ 発売日: 2020/03/05 メディア: Kindle版 ミステリ…なのかなあ。アメリカ、ノースカロライナ州の湿地帯で不審死を遂げた遺体が発見される1969年の事件が捜査され容疑者が逮捕されるパートは確かに推理小説…

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「故郷から10000光年」

故郷から10000光年 (ハヤカワ文庫SF) 作者:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 発売日: 1991/04/01 メディア: 文庫 むかし何かのアンソロジーで読んで、読み返したくてもタイトルも著者も失念していた作品が本書に収録されている「故郷へ歩いた男」だと知っ…

「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」見てきました。

公式。去年何も知らずに外伝を見て*1、その後TVシリーズを履修して*2、悲劇的な事件や幾度の公開延期を経て漸くに。劇場ではパンフレットが品切れでしたが、幸いこちらのサイトで正規に購入できました。 発送は9/23以降だそうですが、こういうのが増えると良…

佐藤たまき「フタバスズキリュウ もうひとつの物語」

フタバスズキリュウ もうひとつの物語 作者:佐藤 たまき 発売日: 2018/08/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) フタバスズキリュウ発見50周年を記念して2018年に刊行された一冊。著者佐藤たまき氏は日本の首長竜研究の第一人者と目される、フタバスズキリュ…

「荒野のコトブキ飛行隊 完全版」見てきました

公式。といっても映画の公式サイトというのは無いのね。完全新作ではない総集編+新作カットが「完全版」ならばTVシリーズは不完全なのかという難癖wはともかく、面白い映画でありました。大画面と迫力の7.1ch音声で大空を自由に飛び交うヒコーキ映画、なか…

佐藤亜紀「黄金列車」

黄金列車 作者:佐藤 亜紀 発売日: 2019/10/31 メディア: 単行本 「スウィングしなけりゃ意味がない」*1に続く第二次世界大戦もの。あちらがドイツの無軌道な若者であったのに対して、こちらはハンガリーの中年~初老の公務員たちが主体となる。タイトルにな…

金原瑞人 編訳「八月の暑さのなかで」

八月の暑さのなかで――ホラー短編集 (岩波少年文庫) 発売日: 2010/07/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 暑いから読んだ。 というのはまあ、一面の真実ではあるのだけれど、岩波少年文庫の児童向け作品にも海外ホラーアンソロジーなんてあるんだなと、そこ…

松田未来・※Kome「夜光雲のサリッサ 05」

夜光雲のサリッサ 5 (リュウコミックス) 作者:※Kome,松田未来 発売日: 2020/08/12 メディア: コミック 今巻でようやく12人目と13人目の「火球の子」が登場し、これで役者が勢ぞろい…あれ4巻で12人出てなかったかしらと思ったら、なるほど怪人少女のエデ…

時浜次郎「愛翼のペンギン島航空隊」

amazonにも扱いはあるんですが、成人コミックスははてなブログには直接は貼れないのかな?「荒野のコトブキ飛行隊」機体デザインやホビージャパン誌のガルパン記事も手掛けられたイラストレーターにしてモデラーのトキハマジローこと時浜次郎先生初の商業単…

「がんばれいわ!!ロボコン ウララ〜!恋する汁なしタンタンメン‼︎の巻」見てきました

公式。 以下ネタバレにつき例によって。

古処誠二「ビルマに見た夢」

ビルマに見た夢 作者:古処 誠二 発売日: 2020/04/21 メディア: 単行本 古処誠二のビルマものというのも随分巻を重ねてきたけれど、本書は珍しくいい話というか「きれいな話」が続く連作短編集。「小説推理」連載の双葉社刊という事情が関係しているのかな?…

モリナガ・ヨウ「プラモ迷宮日記 第3集[フラットレッドの巻]」

モリナガ・ヨウのプラモ迷宮日記第3集「フラットレッドの巻」 作者:ヨウ, モリナガ 発売日: 2020/07/30 メディア: 大型本 アーマーモデリング誌連載イラストコラム、第3巻*1。おおむね2012年~2020年の掲載分とプラスαというかたちで、タミヤMM50周年記念や2…

ミック・ジャクソン「こうしてイギリスから熊がいなくなりました」

こうしてイギリスから熊がいなくなりました 作者:ミック・ジャクソン 発売日: 2018/08/10 メディア: 単行本 イギリスには熊がいないそうである。 言われてみれば確かに聞いたことがない。ヨーロッパで熊と言えば(イギリスはヨーロッパかという疑念はさてお…

ラリイ・ニーヴン「無常の月」

無常の月 ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン (ハヤカワ文庫SF) 作者:ラリイ・ニーヴン 発売日: 2018/03/06 メディア: 文庫 同題の短編集はハヤカワ文庫SFの327にもあるけれど、そんなこと知らなくても生きて行けます。というわけで本書は2018年に刊行され…

イアン・バクストン「巨砲モニター艦」

巨砲モニター艦 作者:イアン・バクストン 発売日: 2019/06/03 メディア: 大型本 1914年から1965年まで半世紀にわたるその存在期間に、二度の世界大戦で重要な役割を果たした42隻のイギリスのモニターについての、起源、活動、末路について書き綴った本稿が、…

スタンリイ・エリン「特別料理」

特別料理 (異色作家短篇集) 作者:スタンリイ エリン 発売日: 2006/07/01 メディア: 単行本 「ぜんぶ本のはなし」で取り上げられていた*1ので興味をもって手に取ってみる。表題作は古典の名作ではあるのだけれど、近年の日本では米澤穂信のオマージュ作品の方…

池澤春菜・池澤夏樹「ぜんぶ本の話」

ぜんぶ本の話 作者:池澤 夏樹,池澤 春菜 発売日: 2020/06/27 メディア: 単行本 池澤春菜嬢が作家池澤夏樹の娘であることは、むかしはあんまり広言されなかったように思うのだけれど、それでも結構前からこの2人が親子だ、ということは知っていた。そういえば…

坂見賢一「後宮小説」

後宮小説(新潮文庫) 作者:酒見 賢一 発売日: 2014/08/01 メディア: Kindle版 「改版」というのもあるらしいけれど(amazonで出てくるのはそれらしいのだけれど)、読んだのは平成五年刊行の文庫本(の、二十一刷だった)。第一回ファンタジーノベル大賞受…

ブッツァーティ「タタール人の砂漠」

タタール人の砂漠 (岩波文庫) 作者:ブッツァーティ 発売日: 2013/04/17 メディア: 文庫 人生とは不条理なもので、不条理なものに囚われる人間というのはしばしば文学が止揚するテーマでもある。有名なところでは安部公房の「砂の女」があるけれど、本書「タ…

ヴァイオレット・エヴァーガーデンTVシリーズ

再放送で履修完了しました。劇場版公開前に見終えられて良かったのだけれど、本来劇場版合わせで行われたはずの再放送が、2度目の公開延期により期日がズレてしまったからというのは、これは素直に喜ぶところではないよな… ヘレン・ケラーが感覚を手に入れり…

川村拓「事情を知らない転校生がグイグイくる。」⑥

事情を知らない転校生がグイグイくる。 6巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) 作者:川村拓 発売日: 2020/06/22 メディア: Kindle版 amazonのリンクはkindle版しか貼れないのか(´・ω・`) さすがに6巻にもなると「事情を知らない転校生」どころの話では無…

チャーリー・ジェーン・アンダース「空のあらゆる鳥を」

空のあらゆる鳥を (創元海外SF叢書) 作者:チャーリー・ジェーン・アンダーズ 発売日: 2020/05/09 メディア: Kindle版 びっくり、セカイ系小説でした。 なんと懐かしい響きかー! 魔法使いの少女と、科学者の少年。どちらも天分の才に恵まれ、どちらも家庭…

池澤春菜・高山羽根子「おかえり台湾」

【購入特典あり】おかえり台湾 食べて、見て、知って、感じる 一歩ふみ込む二度目の旅案内 作者:池澤春菜,高山羽根子 発売日: 2020/05/14 メディア: 単行本(ソフトカバー) 池澤春菜嬢の台湾本としては4冊目(既刊はこちら)ですが、今回は作家の高山羽根子…

アレン・スティール「キャプテン・フューチャー最初の事件」

キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫) 作者:アレン・スティール 発売日: 2020/04/30 メディア: 文庫 ※本記事は東京創元社の発売前ゲラ先読み企画に投稿した感想文を一部加筆修正したものです。ストーリー上のネタ…

今日泊亜蘭「光の塔」

光の塔 (ちくま文庫) 作者:亜蘭, 今日泊 発売日: 2017/04/06 メディア: 文庫 日本SF界の歴史に残る古典的作品。 読み始めてみたらどうも既読感があって「これは以前読んでたかなー」と思ったんだけれど、途中から明らかに未読の展開であった。思うに、以前手…

シオドア・スタージョン フリッツ・ライバー他 中村融・編「猫は宇宙で丸くなる」

猫SF傑作選 猫は宇宙で丸くなる (竹書房文庫) 作者:シオドア・スタージョン,フリッツ・ライバー,他 発売日: 2017/08/31 メディア: 文庫 アーサー・マッケンに「白魔」という小説がある*1。有名な作品で何度か読んでるのだけれど、感想を残したことは無かった…

A・ブラックウッド他「幽霊島 平井呈一怪談翻訳集成」

幽霊島 (平井呈一怪談翻訳集成) (創元推理文庫) 作者:A・ブラックウッド他 発売日: 2019/08/29 メディア: 文庫 翻訳者を基軸に組んだアンソロジーというのは最近SFではいくつかあったけれど*1、怪奇小説では初めてかも知れません。この分野の大御所が特に好…

劇場版「メイドインアビス」―深き魂の黎明― 見てきました。

公式。 世間では1周まわって4DX上映とか始まってるらしいけど、サービスデイに地元の小さな映画館で見てきました。新型コロナウイルス自粛ムードの中、そこそこの混みようではあった。 原作は未読、TVシリーズは昨年の再放送でようやく視聴、映画はどうする…