ロシアの「火球の子」ヴェラが2巻以来の表紙を飾る第7巻、背後の機体はIOSSロシアの新型「ジャール・プチーツァ」。いちおうSu-57という実機をベースにしているけれど、巨大なロケットブースターと機体後部に独立した管制ユニットを搭載し、合体というか分離が出来るのかな?ウルトラホークかシュピーゲル号かっていう、極めてSF度合いの高いものです。お話の方は前巻に登場した巨大人工島「反撃の狼煙(ブラエヌンティ・イグネイス)」に全ての火球の子が集い*1、いよいよ反撃開始だというところでハタと気が付く。人工島にスーパー戦闘機で怪獣と戦うってこれゼロテスターじゃないか。
なるほどなーと思いつつ読み進めていくと「反撃の狼煙」は核攻撃を受けてぶっ飛んでしまうのであったええええええ。
なんてな(´・ω・`)
「人間の敵は人間だ」をやってタイフーン級原子力弾道ミサイル潜水艦*2から発射されるSLBMを、しかし「人間の味方は人間」で、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級イージス艦「ディケイター」がスタンダードSM-3で弾道ミサイル防衛するシークエンスがいちばんツボだった、戦闘機マンガなのにw しかしキネティック弾頭による迎撃シークエンスをマンガで読んだのは初めてじゃなかろうか。
1発は迎撃に成功するものの2発目は着弾、どうなるのじゃあ!と思ったらどうにかなってしまうんだなこれが。マンガだからな。SFだからな( ˘ω˘ )
次巻以降はやっぱり宇宙SFになって行くんでしょうか?大気圏外に出ちまうとヒコーキ飛べませんが…?