- 作者: モリナガヨウ
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2008/12
- メディア: 大型本
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数年前衛星放送でやってたテレビ番組を書籍化したイラストエッセイ。モリナガ・ヨウをレポーターにしたちっとも一般に向けないタモリ倶楽部みたいな内容だったそうで、コマツの大型ダンプや羽田空港の飛行機牽引車、イセキの農業トラクターなど18回で終わってしまったのが悔やまれるほどホントに様々な特殊車両を取材している。消防車の製造工場にも日本道路公団の車両基地にもメルセデスベンツのウニモグが配備されてて、あれは車じゃなくて汎用動力抽出機械がたまたま自走できるようにサスと車軸を持ってるだけだって話に納得する。
被災地にも寄付されていましたね、ウニモグ。こんなご時世だからこそ、読まれてほしい内容でもあり…巻末には実際に働く車で働く人へのインタビューや普段は見られないメーカーカタログからの抜粋などもあり、興味深い。
そしてやっぱりこのモリナガ・ヨウってひとの何処を不思議と思うかの「観点」と、それをどうしたら視聴者読者に伝わるだろうかって「観念」のすり合わせがイラストで昇華されてるんだなーと、それはこの人のどの著作を見ても思うのだけれど。
ホントは映像とセットで見たいんですけどね。