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ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

「宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 そして艦は行く」を見てきました。

メモ
 /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
    i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
    |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
    i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|
     iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
     .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
     丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
    /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
    'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
   ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
        ノヽ、       ノノ  _/   i     \
       /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

デスラー総統バンザーイ
デ ス ラ ー 総 統 バ ン ザ ー イ
デ ス ラ ー 総 統 バ ン ザ ー イ

私は泣いた、ただただ泣いた。狂信的原理主義者の平和論者と真摯で純粋な軍事オタクのカップルが、幸せに結ばれる訳はないのだ。ともすればその手に届きそうなほどに近しい距離にあるガミラスイスカンダルの、その間に広がる深い深い溝を、二人は越えることはなかった。自らは時にラディカルな程の革新主義者であるのに、その想い人は先祖伝来の保守思想に凝り固まっていたこの悲しみである。次元断層のなかで南部重工製三式実体弾を撃ち込まれるデウスーラII世の最後は、観念の愛すなわち platonic love を貫く間に好戦的なテロンの人間にNTRされた総統自身の姿と被さるようで私は我が身を掻き毟るような思いだった。野蛮人め!!

彼の人こそ真に愛を、そして闘争を知る人物であった。ミーゼラを宣伝相として登用したのも、ひとえに実務の面からであったのだろうなあ。籠の中の愛玩動物をうっかり射殺してしまえば、そのショックは大きいものであったろう。今度の世界線でもまた、デスラーと沖田が邂逅することは無かった。それもまた良し。


 青き花咲く大地
 気高きわが故郷よ
 響け 歓喜の歌
 神の加護は われらとともにあり続けん
 ガーレ=ガミロン
 讃えよ 祖国の勝利を


 気高きは勝利の意志
 示せ 遍く宇宙に
 理想 貫く愛
 神の加護は われらとともにあり続けん
 ガーレ=フェゼロン
 誇りある鋼の国家


全編を通して顧みるに、やはり群像劇として成立せしめたことがよかったように思う。ヤマト2199はこれまでのすべてのヤマト作品とは違って古代進と森雪以外のあらゆる登場人物に、幸福になる権利と資格を保持している。それは加藤三郎と原田真琴に代表されるヤマトのクルーだけでなく、ヒス副総統やヒルデ・シュルツのようにガミラスのすべての人間にも付与されている。とてもとても素晴らしいことなのです。我らが愛すべき藪くんも、きっとガトランティス帝国でサーベラー総参謀長の下僕として幸せな日々を送っていることでしょう。よかったなあ藪よ…

だから、なのだろうな。旅の途上で死んでいく人々の姿、アニメのキャラクターが死んでいく様にひどく心を打たれる思いで、こういう気持ちは舞ー乙HiMEやゼーガペインで抱いて以来かもしれない。アオイ・セノーもカミナギ・リョーコも生きていたけれど甲板員の岩田と遠山は帰ってこない。あの二人が死んだ時には自分でも思いもよらぬ程に動揺した…

全部ね、やりきったなって気分でもあります。決して続編は作らない、そういう意志が見える。波動砲口に設置された封印栓が、この先アンドロメダ級など生まれ得ないことを物語っている。アンドロイド兵の侵入と困るタラン、ネクロフィリアすら感じさせる古代と雪の挙式など「さらば」や「2」の要素も大いに盛り込んで、「3」に於いては次元潜航艇ガルマンウルフ(出渕裕デザイン)で活躍したフラーケンはしっかり生き残る。ブッちゃんすげえなあ。白兵戦が始まった時には平田主計長死亡フラグ来るか Σ(゚Д゚) と、身構えたものだが…

ただひとつ、唯一クレームをよせたいことはあるけれど、それに関して口に出すのはとんだMKもといKYだと思われるので黙っていましょう。本作に関わったすべてのスタッフ・キャストの方々、取りも直さずWEBサイト“Yamato Mechanics”主宰者である玉盛順一朗氏に厚く御礼申し上げる所存です。バレラスの総統府に勇壮に打ち込まれるロケットアンカー、イスカンダルの港に静かに投錨されるロケットアンカー、この対比は実に実に巧妙でありました。「今回はロケットアンカーが大活躍しますよ」といった総監督のセールストークは、正に真でありました…

 
 銀河 水平 波間を越えて
 目指す恒星 ケンタウリ
 星の瞬き 遙かに超えて
 宇宙に輝く星の船
 抜錨 船出だ 錨を上げろ
 進路そのまま 宜候
 星に向かって舵を切れ
 俺たちゃ宇宙の
 俺たちゃ宇宙の船乗りさ


青い地球を今 跡にして
カイパー=ベルトをひとっ飛び
空間航跡 棚引く果てに
目指す地平が見えてくる
抜錨 船出だ 錨を上げろ
進路そのまま 宜候
船行く先は星の海
俺たちゃ宇宙の
俺たちゃ宇宙の航海者



そして最後の最後までエロエロだった俺の、この俺の新見さんに、

                         ,. -‐==、、
             ,. ===、、 o   ○o.  i       :::ト、
           _,/      `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l       :::ト、\
           //      .::::/  :::::!===l      :::|ス. ',
             /./       .::::/   ::::l    |  __ ..... _::::|} ヽ l-、
.           ,ィク ,'..__    .::::/    ::::l    :l '´    `)'`ヽ ヾ;\
       /::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l     `'::┬‐--<_   } ./;:::::\
     /::::::::!   ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、   |l::ヽ /;';';';';::::\
.     /|::::::;';';'\/} (ヽ、  _/|   (´    _,.ィ!::ヽ.  ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
   / ,ノ:::;';';';';';';';';'/  /ヽ、二ニ-イ   ヾT ¨´ ,/;';';::`、. \';';';';';';';';';';〈::...
. /  i::;';';';';';';';';';'/ ,イ.:::::::::::::::::: !    ヽ`ー‐'";';';';';';';ヽ   \';';';';';';';';';!::::: 

カ ン パ ー イ !

いやあ寝取られ属性って、ほんとうに素晴らしいものですね。それではサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ〜(と、映画のように〆る)


<追記>

最後の最後まで「こんなこともあろうかと」って言わなかった真田さんが最後の最後で

「奇跡が沖田!」

って言ったのは駄洒落ですかねあれは(台無し)

古代守も沖田十三も、すべてはアルカディア号の中でひとつになるのだ・・・