ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

アーサー・C・クラーク死去

ご冥福をお祈りします。

いわゆる御三家の中ではもっとも読んだ本の少ない作家なのだけれど、それでもどれも良いSFばかりでした。
特に「宇宙のランデヴー」はハードSFのお手本みたいな一本で、外宇宙からやってくる未知の構造物に対して人類の持ちうる「武器」がニュートン物理学とその公式だというのが偉く格好良かったなあ。

いや読んだ当時物理学とか微分積分とかを永久に人生から投げ捨てた直後だったものでその…実に眩しく。

宇宙のランデヴー (ハヤカワ文庫 SF (629))

宇宙のランデヴー (ハヤカワ文庫 SF (629))

ああ、良いですねえ…タイトルに2とか3とか付いてない所がなお良いですね。

ところでSF御三家の中で最も読み込んだのはアシモフなんだけれど、いま手元にあるのはハインラインのものばかり。実に不思議…でもなんでもない、か。