ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

榊涼介「ガンパレード・マーチ 九州奪還 5」

ガンパレード・マーチ 九州奪還〈5〉 (電撃文庫)

ガンパレード・マーチ 九州奪還〈5〉 (電撃文庫)

一応これで終戦(休戦)ということになるようで。そろそろ終わらせないと前線が絢爛舞踏だらけになりそうだしまーいいんじゃないでしょうか。刊行が遅れた分これまでにないボリュームで、しかし最後は妙に端折り気味なのであった。5121はともかく小説オリジナルキャラクターが戦後どうなるのか、日常へと還っていくのかせめて示唆ぐらい書いて欲しかったなあ。今後番外編みたいなのはまだ出るのだろうしそもそも帯にはファンブックなるものが来春刊行されると…って2010年かよ!!*1

ゲーム出てから10年近く経つんだなぁ…最初たまたま「熊本城決戦」の後半だけ読んで面白かったので、その後改めて初巻から読み直したんだけれど、シリーズ全般を通じて漂う悲壮感と諦観は昨今見かけないような良さがあって好きだ。ガンダムも最初のTVだけだと人類全体が崖っぷちの瀬戸際に追い詰められてて、そんな感じか。続編作れちゃう設定だと「後がない」切迫感は生まれないものでね。

しかし…これ別に…九州を…「奪還」してないだろーと、それだけは突っこんでおくw

*1:多分、帯だけ昨年中に刊行する予定で一足先に作成されたと思われる