ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

ねんどろいどは国の宝だ!!(キリッ

例年ですと初詣には東京都現代美術館に足を伸ばして現代社会に詣でてくるのですが、今年は上野の国立博物館で「国宝 土偶展」を見てきましたよ。

http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=6908

この分野に関しては「ザンボット3の敵が土偶型の宇宙船に乗ってた」とか「原作キカイダーの最終兵器がデカイ土偶だった」とか「OVAジャイアントロボのウラエヌスまじカッケー」などと愚にも付かない知識ばかり持っていてあーこれ全部「遮光器土偶」じゃねーか!とまあなんも知らんので大変勉強になりました。

その「遮光器土偶」、名称こそ変わらずそのまま使われていますが実際のところ縄文時代の遺構から北方民族様式の遮光器はついぞ発見されていないので、おそらくこれはは「遮光器」でなく人体のディフォルメ表現なのだろうとするのが現在の定説とふむふむ。

そしてものすごくおどろいたのは発生期の土偶は板状であったとのことで、


つまり起源は二次元なのだ。


その代表例である茨城県利根町花輪台貝塚出土の板状土偶、通称「花輪台のビーナス」は

一見しただけでは、土偶とは思えないような素朴な造形。しかしよくみると、肩と腰が広がりウエストが極端に細い、女性の胴体そのものを造形して、両胸には明確な乳房の表現があります

(展覧会図録より)        


そして具体的にはこんなカタチをしていて


「こ、これはおっぱいマウスパッド!!」


よく「日本人は未来に生きている」などと言われます。でも本当は単に過去からの伝統因習を繰り返しているだけじゃないのかしらと、ぼくはしみじみ感じ入ったのです…


<追記>

あ、去年こんなのやってたんですね、全然知らんかった(^^;

「古代少女ドグちゃん」

古代日本の美的意識と現代のそれではやはり違っているもので、どのようなこー、スタイル?がよいのかどうとかいろいろあるけれど、それでも


正中線萌ェス(///)


は面々と受け継がれている!のでありますよ。