ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

エヴァQ。

そろそろ感想書いてもいい流れかなあと(゚Д゚ = ゚Д゚) キョロキョロ しながら。

えーとね、委員長がかわいかったです。
出てきてないジャン!

などとツッコミ入れるひとがいたらそれはぁー、そうとうのぉー、膠もといニワカだ。

「破」みてからこっち新劇エヴァは要するに「二周目」だっつーのはもう共通認識みたいなもので、あれだけ性格破綻者とコミュ障の集団だったTV版(および旧劇版)のキャラどもがなぜ「破」であれだけやさしく、清く正しくまっとうな人物に昇華していたかといえば

それは全部委員長のおかげなのです。


・皆川ゆか先生の「藤田和日郎先生に聞いた物語の作り方『欠落感と補完』」

このトゥギャッターまとめを読んでいただければ理解は早いと思うのですが、補完とは欠落を埋め合わせることです。旧劇版で須らく人類みなすべて生命のスープと化した時に我々は

これが人類ポカン計画か( ゚д゚)

なんて気分になってやさぐれていろいろああ、もう思い出したくもねえやチクショウ

とかなったわけだよ。でな、そんとき性格破綻者とコミュ障集めてスープ作ったって美味しい物が出来る訳がありません。もっとダシが必要になります。欠落だらけのキャラクターを埋め合わせる、補完計画の重要な具材としては完全無欠で博愛思想に満ちたすばらしいすばらしい人格者のキャラが必要だ。そんなのエヴァにいたかしら?いますよもちろん!!

初めに、神は天地を創造された。
地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
神は言われた。「ヒカリあれ。」こうして、ヒカリがあった。

な?


つまり新劇ってのはそもそも鍋物なんだよ!みんなぽかぽかしたでしょ!!正ちゃん!!!で、Q太郎ですが


サードインパクトやっちゃいましたー、バッターアウト!!


野球で例えるとだいたいそんな話だったエヴァQ、人類ポカン計画もいまさら二度目でだれも驚きません。


でもね

委員長はみんなのなかに(おもに死体の山と真っ赤な海の中に)2倍の濃度で溶け込んでいるのです。



だからあの映画は全編に渡って委員長がかわいい。「破」と比べて


2倍。


エヴァQよかった。なにがよかったって袋入りゴーカリッチ版プログラムの広告部分が別冊子になってていつでも捨てられるところと、プログラム本文はキャストインタビューだけで観客が作品批判をやり難くなってる構成がよかった。

エンドロール後には予告が流れていたけれど、どーせ今回もウソだと思う。

だってエヴァだぜw