ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」見てきました。

公式。パンフが売り切れだったので、劇場で一度見ただけの印象で感想書きます。通販で購入予定なので後日追記することもあるでしょう。

 

以下ネタバレにて隠します。

 神は「光あれ」と言われた。すると光があった。

              「創世記」第1章3節

 

鈴原(旧姓:洞木)ヒカリちゃんが出てきたので3億点加点です!!!!!!!

 

「意外だろ?」って全然意外じぇねえよケンスケ!!お前の成長ぶりの方がずっとずっと意外だよ!!!

 

というわけでQでバッサリ斬られた(と感じた)日常パートが今回前半のメインだったのでそこがよかった。とてもとても良かった。岩男潤子さんの母親役というのも、実に安心して見られる役回りであります( ˘ω˘ )

Qをやって良かったんだなとはじめてストンと落ち着いたというかハマったというか、あれがなければこれはなかったんだろうなあと。Qでグニャグニャに絡まった謎というか不可解さが、丁寧に解きほぐされていくような、そんなお話。そしてQではまだ違和感しか受けなかったヴィレの新規メンバー(特にピンク髪の北上ミドリ)に、実は大事な役割があったんだなーと、やっといろいろ納得しました。ミドリさんとサクラちゃんの薄い本ください。アスカとマリは頼まなくても山ほど完成していることでしょう。

そしてやはり死んでいたか加持リョウジ。そして元気に生きているぞ加持リョウジミサトさんのこれまで無かった一面、リツコさんのこれまで同様に容赦のない一面。全てのエヴァンゲリオンをくぐりぬけてきた猛者たちだ。面構えが違う。TVシリーズとも旧劇とも違って碇ゲンドウにスポットを当てる人類補完計画と、特撮セットをぶっ壊しながら戦う初号機と13号機と…

 

よかったよかった。とにかくよかった。冬月先生が前線で艦隊指揮を執るなんてまるでネオ・アトランティスガーゴイルですよガーゴイル

 

ラストシーンでシンジの隣にいる女性がちょっと意外な人選だったのだけれど、あれは誰と誰がカップリングということでは無くて、たぶん碇シンジは「碇シンジ」になったんだと思う。そういうふうに思うことにする。

 

(3/20追記)

シアタス調布で2回目。なお初回は吉祥寺オデヲンで見ました。ポスターも変わって三人組が登場することは明らかにされたけれど、14年後の大人の姿ではないのね。ヒカリとトウジのカップルというのはTVシリーズの頃からエヴァの中で一服の清涼剤のような要素だけれど、これまでは3号機絡みで悲劇的な結末を迎えたりお話から完全にフェードアウトしてしまったりと、あまりよい流れに行かない*1ことが多かったけれど、ニアサードインパクト後の黙示録的な世界で実に人並みの幸せな生活を営んでいるという極めて特別な解*2に落着したことが長年委員長と岩男潤子さんのファンをやってきた身としては非常にうれしかったわけですよ。TVシリーズの時だったか碇ユイさんがまだ赤ん坊のシンジに授乳する(そこにサードインパクトを嘆くゲンドウの台詞が被る)ラフ画のシーンがあって、なんか、その絵が再現されているようにも見受けられました。ループでもクローンでも無くても、ヒトは様々なことを繰り返し、繰り返し続けている。「今がいちばん若いんだから!」という台詞には、岩男潤子さんの「naturally」という曲*3を想ったりだ(早口)

 

頭が空っぽのゲンドウがエヴァ13号機で軽々と量子テレポーテーションを続ける様は、なんか中年男性の浮かれ具合がですね、銀魂的にですねw

 

ゲンドウはブレないよなほんとにな。

 

*1:エヴァANIMAじゃ結局どうなったんだ?

*2:ちょっと「この世界の片隅に」ぽくもある

*3:アルバム「colors」収録

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