ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

今年の一番について考える

今年はコロナだろ。

 

というのが嘘偽らざる心境でありますが、それが一番良いという訳ではもちろん無い。しかし何もかもが新型コロナCOVID-19に振り回された一年でありました。来年はどうなるのかさっぱりわからないけれど、良い年になってください何事も(切実)

 

・本

はねー、そのコロナ禍がいちばんピークだった時に読んだ「キャプテン・フューチャー最初の事件」に一番感銘を受けました。不和と不安に覆われた世界だからこそ、シンプルで強度の高いヒーローがフィクションとして求められるんじゃないかと、今年はだいたいそんなことを考える一年にはなったなあ…

とはいえ、実は本当のピークは今まさに、このタイミングで起きている。いまにくらべりゃ4月5月の流行なんて屁みてーなもんで、それでも当時の方が精神的なショックと救済を求める心理は強かった気がする。結局は2011年の時と同じで、慣れと飽きが来ているということなんだろうなあ。それが一番、怖いことです。

 

あーあと君、いくら本書に感銘を受けたからといって、日本SF大賞ノミネートに送り付けたのはやり過ぎだぜ?いちおう翻訳作品も対象範囲ではあるけどさぁ…

 

・プラモ

タミヤの1/48T-55は非常に良い出来栄えでした。バリエーションとか他メーカーによるデカールやディティールアップパーツを期待したいところで。このキットも「人類がコロナに勝利した暁に」作る予定だったけれど、結局はいわゆる第2波の渦中で作ることになったんだよな。このシリーズ来年はT-34-85が出ますが、むしろその次のNo.100に興味津々であります。来年も静岡ホビーショーはやらない(業者日だけやるとかツイッターで見た)そうなんですが。

 

・映画

珍しく(?)アニメ以外の映画を見たぞ!「がんばれいわ!!ロボコン」だけどな!!まあ変な話だったがスプリンパンのほうがもっと変だった気がする(´・ω・`)

アニメ映画もいろいろ見たけれど、一番を挙げればやっぱり「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン劇場版」でしょうか。今年は漸くTVシリーズも見られたから、ちゃんと内容を理解したうえで、物語の完結を見届けることが出来ました。でもそれもコロナで公開日時が延期されたからなんだよね。

そしてフィクションの持つ力、フィクションに求められること、そういうことは「魔女見習いをさがして」でも強く考えさせられた本年ではありました。

来年はシン・エヴァガルパン最終章3話か。ちゃんと生きて見届けねばね、なりませんよね。

 

・アニメ

映画以外のでは何だろう?映像研とかはめふらとか堤防アニメとか見ていたな今年は。シグルリは微妙に失速してしまったけれど、それほど期待していなかった(失礼!)アサルトリリィは面白かったな。そんな中から一番を挙げるとしたら、それはやっぱり、

 

ウルトラマンZですね (・ω・)ノ

 

ウルトラマンどころか特撮自体すごく久しぶりに見たのだけれど、これは面白かったなあ。スタッフは実写版パトレイバーをやってたひとたちらしくて、いろいろあって実写版パトレイバーはスルーしたんだけれど、パトレイバーらしさも多々感じられて良かった。うむうむ。

 

世間的には鬼滅なんだろうけど、鬼滅は原作もTVも映画も全然見てないのよね。そのくせメインキャラと話の大筋はだいたい知ってるんだから、なるほど社会現象ってこういうことだなあ。

 

やっぱりね、ヒーローが求められている時代なんだと思います。そしてそれが虚構であるべきだなと、現実の世界でマンガみたいなヒーローが出てきたら困るものな…なんてことをね。

 

※医療従事者はじめ英雄的な人々は大勢いらっしゃると思います。しかし、そういう意味での「ヒーロー」とはちょっと違うわけで。

 

そして今年は大洗を再訪することが出来ました。前回(2年前)にやり残したことをいくつも消化できて良かった。しかし3度目があるのかどうかよくわからないんだなこれが。やりたいことはやれるうちにやっておけみたいなことは毎年年末にいつも考えるけれど、まさかこんな状況が訪れるとは考えもしなかった。食べたいものは食べておけ、見たいものや知りたいものには躊躇わずに触れておけ。いつそれが不可能になるとも限らないのだから……

 

なので今年の1月に公演された岩男潤子コンサート2020「Ever Green」の円盤が、是非発売されて欲しいなあと、

 

生きてるうちにさ(´・ω・`)