今年も終わりですね。人生はまだ終わりませんね。「自分はいつ焼き切れるのか」というより「まだ自分が焼き切れていないのは何故だ」を問い続けるような一年ではありましたが、人生は斯様にダラダラと続いていくのだろうな。
・本
今年読んだ本のベストは2つあって「機龍警察 白骨街道」と「同志少女よ、敵を撃て」です。考えてみればどちらもハヤカワなんだよなー。2冊共に「ハードボイルドってなんだろう」てなことを非常に考えさせられました。ハードボイルドってなんだろう?自分が自分であり続ける事、自分自身を貫き通す事、自分を曲げろと言われたときに、毅然としてそれに立ち向かいNOを叩きつける事。そういうことなのかも知れません。またどちらも冒険小説であって、これを機に冒険小説復権という声も聞こえますが、冒険小説が流行っていた頃の作品に再度版権料を支払ってペイできるほどの復権が期待できるかと言えば難しいのだろうなあ…
良い図書館と良い古書店、それこそが知の保存庫であるのかもだ。
・映画
例によってアニメしか見てないけれど、今年はアニメ映画の当たり年であったような気がします。コロナによって公開がズレこんで傑作渋滞みたいな感もあるけれど、それも決して悪いことでは無いでしょう。ガルパン最終章3話、ポンポさん、ハサウェイ、アイの歌声と、どれもいい作品ですが、やっぱり今年の一番は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」でありましょう。なにしろ3億点の映画だ( ˘ω˘ )
・アニメ
「ゴジラSP」と「かげきしょうじょ!!」が良かったですね。次点でダイナゼノンかな。山ほど流れてるTVアニメの、ほんのわずかな本数しか見られていないのだけれど、自分の見ているのは結構上澄みの方なんだろうなと思うのは、たま~に深夜全然知らない作品を見てナンダコリャな気分になることも多々あって…でね。しかし見逃した良作というのもいくつもあるのだろうな(´・ω・`)
・プラモ
今年のプラモはアレが良かったコレが良かった言うよりガンプラ(及び一部バンダイ製品)の異常な品薄が一番印象に残る。それは決して転売屋が引き起こした事態ではないにせよ、転売屋はその状況をますます悪化させている張本人なので滅ぶべきである(#゚Д゚) コロナ禍による巣ごもり需要の増加と、コロナ禍による工場閉鎖がもたらした原材料不足はもちろん大きいのだけれど、ここ数年(いや十数年以上だよな)掛けて醸成したきた海外市場での人気増大や、長期シリーズ化によるいわゆる「再販の谷間」現象など、これまでじわじわ進んできたいくつもの事情が一気にレッドラインを越えちまったと、結局はそういうことなんでしょうね。そんでもって売れないものは売れないし、ガンプラ以外のキャラクターモデルやスケールモデルで需要と市場を支えきれないことも露呈してしまったしで、この先量販店の模型棚ってどうなるんだろう?結構悲観的ではあります。
あー、タコムの突撃榴弾砲良かったですね。作りたいですね―あれ。
今年を振り返るとそんなところか。来年どうなるんだろうなあ、コロナも終わらんしね…
そうそう、今年はクラウドファウンディングに参加したプラモデルが無事製品化したり、ピクシブで支援している方が本を出されたりと、そういうお手伝いが出来た一年でもありました。それは悪くないことで。