公式…にはなぜかつながらんぞまあいいか。ともかく、おもしろかった!そんなにスパイダーマン詳しい訳じゃないけれど、そういうこととは無関係に普通に楽しい、普通にヒーロー、普通にビルドゥングスロマン。
マルチバースから様々なスパイダーマンが集うところは実質映画プリキュアなので、劇場側もミラクルライトを配るべき。
以下隠しますよいちおう。
マンガでもカートゥーンでもないコミック、いまどきのアメリカのコミックがそのまま動いているような、そういう感動を受ける。いやいまどきのアメコミもそんなに読んでないけどね。そんなコミックスの世界にマンガやカートゥーンやいろんな世界からのスパイディが集まって、それでも一番最後に参照されるのは1967年版のアニメなのね。あれは80年代にテレ東が朝再放送してくれたおかげでかろうじて知っていた。ありがとうテレ東。
マルチユニバースのお祭りのようでも、ストーリーの骨子は若者が悩み苦しみヒーローになることを選んで街を救う、極めて王道な内容でした。その主人公がマイルズ・モラレスであるところは実にイマドキではある。ペニー・パーカーちゃんカワイイ。スパイダー・グウェンも可愛い。ノワールとピーター・Bを配することでアメコミヒーローの多様性は押さえつつ、もっともヒロイックなヒーローであるところのピーター(R.I.ピーター)は冒頭で死んでしまうのだなー。スパイダーハムはドラゴンボールで言うところの「こいつはギャグマンガのキャラクターだ!」な訳でいろいろ強い。いろいろ。やはり作画と演出の良さに尽きるのかも知れないけれど、歳のせいかマイルズの父ちゃんに感情移入しちゃって困るよな(わらい
メインタイトル“Spider-Man: Into the Spider-Verse”は作品の最後に表示される、ちょっとダークナイトみたいなところがあって、むしろここから始まるんだなーと次回作を期待したくなります。次があれば東映版とレオパルドンを出したいという話も聞きますが、むしろ池上遼一版をですね?
あ、すいませんなんでもないです