映画館にはそこそこ行ってた気がします。例年と比べて…いや近年はヤマト2199見てたから割と映画館には行ってたか。ともあれ同じ一年の間に「ガールズ&パンツァー」のアンツィオOVAと「フューリー」を見られたのはよかった。どっちも共通する視点としては「リアリズムなんざクソだ」ということが挙げられましょうか。リアルかリアルでないかを創作物の評価基準にする人とは、それはもうハッキリと意見が合わないのだなと、漸くにして言葉・理念で捉えられた気がする。「リアル」って言葉に過剰に重きが置かれるのは、たぶん80年代の呪いか何かだ…
そんなわけで今年の一番の映画はガルパンとフューリーです、自分にとってはね。
テレビを全然見なくなったので畢竟アニメも全然見なくなっちゃったなあ。とはいえネット配信などでぽつぽつ見ていた作品はどれも良作が多かったように思う。「シドニアの騎士」とか「蟲師」とか、それこそ劇場に掛かってもまったく遜色ない作品を毎週無料で見られる状況はある意味異常で、そのことの弊害は現場に影響してるんだろうなあと思うといささか複雑な気持ちにもなりますか。「Gのレコンギスタ」がオープニングの新作映像を特に作らず、すべて本編からの切り張りで済ませているのは、ありゃお禿げだから出来ることなのか、日本のアニメがこれまで伝統的にやってきた楽曲の営業・宣伝重視の姿勢を全部放り投げたのは英断…と言えるのでしょうか。ガンダムといえばビルドファイターズの2期は流石に前シリーズほどの勢いがなくて、それは仕方がないのだろうがうーむ。
ああそうか今年一番のアニメは3月まで放送してたビルドファイターズの一期だ(笑)
プラモもどんどん作らなくなっていくぞ。そういえばモデグラの俺ェーガーコンテストって結局どうなったんですかねアレ??
今年一番のプラモはそうさな、MAXファクトリーのダグラムとウェーブのラビドリードッグか。それなんて80年代の呪い?
本に関して、今年の後半は悲しくなるほど本を読む時間が取れなかった。その代わりの時間が先々につながってくれればいいんですけど、そっちもあんまり期待できないのよね…
とはいえ今年のベストは上半期に読んでいたので問題ナッシングである。今年のベストは2冊あって、ひとつは池澤春菜嬢の「乙女の読書道」
- 作者: 池澤春菜
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2014/01/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で す !
残念ながら「本の雑誌」での連載は終わってしまいましたが、単行本未収録分もいずれどこかで出版されないかなあ。来年はハヤカワから「SFまで1000光年」が本になるそうですけれど。ところでご本人のツイッターを見る限りではいろいろあったようで、この表紙の本棚写真は大事な記録ということになるのでしょうか?
そしてもうひとつのベスト本が
こ れ だ !!
- 作者: 岩男潤子
- 出版社/メーカー: ジービー
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: 単行本
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うん、ブログに記事は書いてない。もしも感想を書いていたら養豚場からのライブ配信を書き起こしたような文字列が並んでいたろうからね!池澤春菜嬢と岩男潤子さんのご本が読めただなんて、2014年は人類史上に残る快挙が成し遂げられた一年だったのです!!!!!