ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

国立科学博物館で「大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異」を見てきました

子供の頃、はじめて行った恐竜展がゴビ砂漠がらみだったり*1、アンドリュース探検隊の子供向け読み物を何かの本で読んでいたりとむかしからタルボサウルスやサウロロフス、プロトケラトプスなどは脳内の恐竜スキー部分のかなりの奥底に堆積しているのでいろいろ懐かしい気分。以前はタルボサウルス全身骨格が国立科学博物館の旧本館(現在の日本館)玄関ホールに鎮座していたものですが、近年の改装と共に収蔵されてしまったようでいささか残念な思いをしていたのも確かでねー。


古いフォルダをあさったら2006年に科博行ったときの画像が出てきました。このとき特になにか大きなイベントがあったわけじゃないんだけれど、ある日突然唐突にでかけてみたくなったんだよな・・・


今回展示されていたタルボサウルス頭骨にはなんとなく見覚えがあって、全身骨格と共に旧本館にあったものじゃないかナーと思うのだけれど、出品リストのデータを見る限りではそれは勘違いのようで(残念ながら頭骨のほうは2006年には撮影していなかった)、それはともかく今回のイベントは展示物のほとんどがレプリカではない実物化石で、ホロタイプ標本までバシバシ組み立てて展示してあったので腰が抜けそうになった(笑)完全な全身骨格復元模型とは違う意味での大迫力に実に満足することしきりです。そんな貴重な標本満載の空間でフラッシュ炊いてたバカどもはケジメされるべき。係員の注意に従わない輩には一般市民として現行犯逮捕の権限を行使できないものだろうか。


それはそれとして今回一番の収穫はロイ・チャップマン・アンドリュースが過日日本を訪れコスプレ撮影していた事実が明らかになったことであろう。今も昔もクールジャパン。

*1:1979年開催の「失われた生物たち 大恐竜展 ソ連科学アカデミーコレクション」、図録を見直すとタルボサウルスはじめゴビ砂漠の化石は確かに展示のメインだけれど、古生代から新生代にかけての生物の進化を幅広く展示したものだったようです