ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

土屋健「ジュラ紀の生物」

 

ジュラ紀の生物 (生物ミステリー(生物ミステリー プロ))

ジュラ紀の生物 (生物ミステリー(生物ミステリー プロ))

 

 というわけで技術評論社の古生物学の黒い本、時系列をてんで無視して好きなところから読んでいく。となるとやはりジュラ紀である。ジュラ紀最高。白亜紀の恐竜がドカスカ出てくるSF小説/映画にだって「ジュラシックパーク」と名付けられるぐらいに、ひとはジュラ紀に強く憧れるものなんである。

…やっぱアロサウルスですよ!アロサウルス最高!!ティラノサウルスより面長でシュッとしている頭骨、ティラノサウルスより大きい(バランスの)前肢、ティラノサウルスより一本多い前肢のツメ。どこをとってもティラノサウルスよりずっとカッチョエエ。幸か不幸かまだ羽毛恐竜の流れに飲み込まれてないところがいいよなーと再認識であります。いぜん頭頂部から背中にかけてワニのような「装甲」をもつ復元図を見たけれど、最近は流行りじゃないのかなー。

むろんアロサウルスだけの本ではないので始祖鳥(こんど上野にロンドン標本来ますねー)やワニや魚竜やいろんなものの知見をアップデートする。ブラキオサウルスって最近言わないのね。タミヤのプラモはあるけどね…

近代科学が発展していった19世紀に、ドイツやイギリスなど近代科学最先端の地で有力な標本が発見されたことは、偶然なのか必然なのか、それはあまり考えないほうが良いのかな?